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最強様  作者: まりんぬ
出会い
4/16

他人とは違うところ

なんだと思う?


「えー、他人と違うところ、、、

なんですかね。

こう、魔法が使えるーとか、死なないーとか?」


まあ、大体合ってる。


1つめは、私は人と比べ物にならないほど寿命が長いこと。

だから、周りで過ごしてた人がどんどん成長しては年老いていくのに、私だけは時が止まったように姿が変わらなかった。

最初は私も、ただ他の人よりは健康で、お肌がぴちぴちなだけだと思ってたんだけどね。


「え自意識過剰じゃなくて?」


ちゃうわ!!


明らかにおかしかったの!

時の流れの速さが!




だから最初は、皆んな気味悪がったよ。


そのうち、こいつは人間じゃねえとか、悪魔の末裔だとか言って騒ぎ出した。まあそんな時はその村から立ち去るしかなかったけどね。


300歳くらいの時は、私を神だと崇める集団もできる始末でさ。あれは振り切るのが大変だったなぁー。


そうして私は、500年くらいさまざまな場所を転々としたんだよ。



「自分ではどう思ったんです?寿命が長いことに関して。」


うーん。特にこう悲しいとか、かといって嬉しいとかもなかったなー。

受け入れるしかないし。そういうもんだってね(笑)。




2つめは、さっきつみれが言ってた、魔法が使えるってこと。


これはそこまで大変じゃなかったよ。

魔法は使わなきゃバレないし、使っても相手には理解できない場合が多いからね。


そもそも、魔法の能力が発現したのが100歳くらいだし。

魔法はコントロールが簡単だから、たいした問題はなかったなー。


まあ、さっき言った信仰集団ができた理由って、魔法がバレたことなんだけどね(笑)。あれはしくじったなー。

かなりの時間を取られたよ。


「でも魔法で記憶を無くすこととかできそうですけど、、、?」


いやあそれがね、その魔法だけ扱えなかったんだよ。


私の憶測なんだけど、どんな魔法でも、過去を変えることはできないんだと思う。

私も試してみたんだけどね。どうしても過去は変えられないし、過去を変えることから派生してる記憶の改ざんの魔法も、使うことはできなかった。


だから、その場から立ち去るしか手がなかったんだよ。

物理的に距離を置くっていう感じ、、、?



「じゃあじゃあ、例えばどんな魔法が使えるんですか?!」


えー答えよっかなどうしよっなー。


「ここまできて隠す?!

それはそれは心の狭い、、、人、じゃなくて悪魔、、、?いや待て悪魔だったらとうに僕の魂は取られてるはずだな。じゃあなんだ?

ってかそうじゃん。結局何に分類されるんですか。ハンナっていう存在は。」


いや、それ煽ろうとしたけど失敗した感じじゃんかよ、、、

シンプルに煽れよ、シンプルに。


まーいっか。

えー何に分類されるって言っても、、、

半人類?

でいいんじゃない?


もうめんどくさいよ。

そういう「分類」っていうの?いちいち他と分ける習性。


「まあたしかに、、、」


で?なんだっけ?

あそうそう、使える魔法だ。



色々あるけど、

ひとつは自然系の魔法。

これは火、水、風の3種類があるの。

火は光・炎が出せて、水は飲用水から氷までさまざま、風はあんまし使い道ないかな。

まあ考え方としては、3つの大きな括りから色々と派生していく感じだね。応用を効かせればいくらでも形は変わる。


もうひとつは自然以外。

これはもう、範囲が広すぎる。物を動かす魔法、テレポート、相手の思想を読むなどなど。


今の時代では、一般的に超能力って言われるやつっぽいかな。

どっちの魔法も、本来は呪文の詠唱とか必要らしいけど、私はやったことないね。

最強だから。


「ドヤ顔が似合ってる顔なのが、、、イラつく笑」


あ、そういや、つみれの心は最初にここに来た時から読めないんだよね。

なんでだろ。


「いや無視するんかい。


心が読めない理由ですか。


知りたい?」


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