最強な女の子
人がいるのは聞いてないってー…
今完全にいない雰囲気だったでしょ作品的に…。
いやあまあ、これで助かったけどね、安心したけどね。
それを見た僕は、一応念の為、周りを確認してから恐る恐る近づく…
話しかけていいのかなこれ。
女の子じゃないあれ。
いや…今更躊躇して何になる。
ここはつみれの意地を見せるところだろーがよ!
あ、あのぉー…
僕迷子になっちゃってー…
…もしかしてあなたって…ここの住民だったりしますかね…
それと…
なんで井戸にはさ…「私は最強である!」
は、はい?
「なんてったって最強なのだから
いやどう見ても井戸にはさまってるしがない女の子にしか見えませんが…。
何してんだこの人。ってか何話してんだ今。
「え?そんなふうには見えないって?」
それは、まあ、はい。
見えませんね。
証拠でもあるのなら別ですが。
あ!しまった…いつもの癖で証拠出せとか言っちゃった…
めんどくせえぞこれ。
この人頭おかしいかもしれんのに。
「え…証拠…?
そ、そんなものが必要なのかね…??」
あるなら信じますけどね。
やばい、話が戻りそうにない。
何やってるんだー僕ー!!
「い、いやあ困っちゃうなぁー。
信じてくれよぉー。
ね?お願い!
この通り!」
いやこの通りとか言われても…
「ほら!もう顔がのめり込んでる!
のめり込みすぎてミリオみたいになってる!」
えー!!ヒロアカとか知ってるんかこいつ…
いやけど全然似てない。
これは僕の知るミリオじゃない。
でもこれ言ったらキレられるかも…
何も言わないでおこう。
「え?ヒロアカ知らないの?まじかぁー
伝わんないじゃんこのネタ…
恥ずかし…」
いや伝わってるけど全然真似できてないだけです、って言いたい……けど我慢!
「まさかアニメとか見ない系の人種?
うっわー人生損してるよ。まじで。
うん。9割は損してる。」
アニメなら沢山見てますよ。
そんなこと言ってるあなたはどうなんですか?
ヒロアカ以外は知ってるんですか?
何言ってるんだーおい!
この人を煽ってどうするんだ僕!!
「私?
まあ私は最強だから、この世のアニメほとんど全部は知ってるな!
はっはっはー!」
え、じゃあワイルドストロベリーとか知ってます?
「え?何その作品。
めっちゃマイナーなやつじゃん。
なんで知ってんの?
まさかガチオタきた?!
あ、さっき知らないって言ったのって、私の再現度低すぎるからもはやミリオでもないって意味?!」
ふっふっふー。
わかればよろしい。
「うわー。
すんませんでした。
この通り。」
なんのなんの。
…え?何やってるんですか…?
土下座??
そんな井戸の中で無茶な…。
「どうだっ!?
何点??」
いやミリオの再現度ここで聞くんかい。
……ん〜2点とかですかね。
「2点?!
ひっく!!」
まあ全然似てないですし。
ちなみに100点中ですよ?
「もっと再現度高くできるようにのめり込み練習しなきゃな、、、」
話が飛躍しすぎです…
元の話に戻りましょう。
ってかなんで僕が誘導してるんだ…?
そもそも僕はこの森から出る方法を聞きにきたのに…。
「おっといけない。遠回りしすぎた。
で、なんだっけ?」
明らかに今誤魔化してましたよね。
証拠言えないからって…。
「え?誤魔化してなんかないよ?!
あー証拠ね証拠…
もう仕方ないなー。
しょうがない!
君だけに見せてあげよう。
誰にも言っちゃダメだよ」
はい…わかりました。
これは私とあんただけの秘密ね!
秘密とか…そんなの今あった人に言っちゃって大丈夫なんですか…。
まあ、興味がないって言ったら嘘になりますが…。




