本の招待
僕の魔法はあの影の追跡を防いでるってことじゃん。
あ
いや
でも
影が死んでたらこの限りじゃない。
それじゃただ単に追ってくるものがいなくなっただけだ。
いやだめだ。相手が死んでる生きてるの議論はするだけ無駄。
生きてると仮定しよう。
じゃあこの本はなんの役割がある?
僕に記憶を見せて、あの文字、、、「守られた者」
って、、、守られた、、、?
守られたのか?!
あの影から?!
今繋がった。
僕は無意識に防御魔法で守ったってことか、あの本が守ってくれたってことか。
それとあの靴、、、
僕を呼び出すために動いたのかな。
まあ大体は現状を掴めた。
よし。一歩前進するためにどうするか。
普通の人はここで、守られてるならいいじゃないか!ってなるかもだけど、僕はそんな弱っちくないから、あ、学校行ってない時点で弱っちいのか。いや、そんなことはないはず。
とりあえず、
本をもう一度開く!!!
そう言ってベッドから飛び起きて、本の前に立つ。
よおーし。
やってやるぞ僕は。
何をかはわかんないけど、本を開けばきっとわかる!!
深呼吸。
そして、ゆっくりと手を伸ばす。
指先が表紙に触れる。
そのまま思いっきり本を開けた。
次の瞬間。
……っ!!
光が爆発するように溢れ出す。
「wilcumian」
前とは何か違う。光は止まることなく大きくなっていく。
眩しい光が、視界を覆う。
僕は一瞬、目を閉じた。
まるで夢の中に引きずり込まれるような感覚。
ふわっ……
体が浮かんでいるような、不思議な感覚に襲われた。
まるで、どこか別の場所へと連れていかれるような……
そして、次の瞬間──
ドサッ!!!!!!!!!!
……っ痛ぇ!!
思いっきり地面に叩きつけられた。
なんなんだよこれ……!
僕はゆっくりと起き上がると…
そこは森だった。




