探している
奇妙だ。
この本を手にした人は全員死んでるはず。
じゃあなんで僕はここ1週間何も起きない、、、??
いつものようにアニメを見ながら疑問に思う。
靴が跳ね、記憶を見たこと以外、僕の身に何も起きてない。
なぜだ、、、考えろ、、、。
なぜ僕だけ、、、。
そういえば昔僕がいじめられてた時、妙な感覚があったな。
今更ながら昔のことを思い出す。
当時は必死だったからよくわかんなかったけど、実際考えるとあれは現実的ではない。
僕はいつもいざ殴られる瞬間になると、目を瞑っていなくなれと心の中で叫んだ。そうするとあら不思議、相手がいなくなる。
相手はその後、20mくらい離れたゴミ箱の中から出てくる。僕もきょとんとしていると殴る気も失せたのか、みんな早足でその場から逃げていく、、、とまあ、こんな感じだ。
補足すると、相手がテレポート(?)する場所は様々だが、同時に、自分もテレポート(?)することも多々ある。
よくわからない現象だ。
もし神様がいるのなら、助けてくれてありがとうって言えばいいのかもしれない。
でも本当にいるなら、この世界の理不尽な虐殺や戦争は無くなっているだろうから、神様はいないと結論付けるのが妥当だ、というのが僕の主張みたいなものだ。
ということは、これは魔法に入るのか、、、
そして今回のとなんか関係あるのか?
一旦考えるためにベッドに飛び込んで、伸びをしてから仰向けになる。
じゃあ仮に、だ
仮に魔法が現実にあるとして、僕はそれを使えるとしよう。
種類は、、、そうだな、防御魔法的なやつか。
それを前提として考えてみよう。
あの本、、、は魔法関連の本、あの本をを持ったものは「影」に殺された。
そして影は誰かを探していた。
じゃあこの本はその「誰か」を探すための目印、、、?
いや待てよ、でも影は本には興味を示さなかった。
本が何か魔法の残影なやつを発しているのか、、、
それを追ってそいつにたどりつこうとしているのか。
お、我ながらすごい推理じゃないこれ。
いやいや、それどころじゃないんだって。
これが仮に合っている話だとしたら、僕はかなりヤバい状況だってことが改めてわかる。
そして最初の疑問に戻る。
なぜ僕は本を持ったその場で殺されていないのか。
あ、そうじゃん。
僕は魔法が使える前提だった。
防御魔法が働いてるってことか。
え
僕すごくね?




