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インシデントログ

◆ インシデントログ:HK-Σ/014-INC-01〜03


機密区分:Level 5/014 — 最上位機密

関連アノマリー:HK-Σ/014「現行サイクル」



HK-Σ/014-INC-01


件名:可視レイヤー(Layer-1)の沈降および L13 への接触

分類:クリティカル/世界影響度:最大


概要

現行サイクル014において、可視世界(Layer-1)が 本来非接続領域である Layer-13 と直接接触。

接触時間は 0.92秒、しかし影響は広域に及ぶ。



観測された現象

•空域に 黒赤色の“縫い目”状の裂け目が出現。

•重力子流束が ±3° 傾斜。

•市街地構造物の一部が “下方向へフェードアウト”。

•天使/悪魔型識別タグが一時的にランダム化。

•観測映像の 41% が 赤色ノイズへ置換。

•財団AI《N-ORACLE》による強制アラート:

《L1 → L13 非許可リンク検知》



技術局解析メモ

「レイヤー沈降は、710万回のリセットログ中“0件”。

これは単なるバグではなく“レイヤー定義ファイルそのものの誤適用”に由来する。

世界の土台が、別の階層へ書き換えられた痕跡だ」



倫理委員会メモ

「現行世界は“保持”されているのではなく、

他層に引きずられている。

世界全体の存在密度が低下している」



HK-Σ/014-INC-02


件名:対象“セーラ”の多層出現/タグ逸脱

分類:KETER相当(暫定)


概要

対象セーラの存在情報が、

7層→13層の全階層に同時に出現。

通常生命体が保持できる階層数(1〜3)を大幅に逸脱。



観測結果

•セーラの“魂位階”が分裂し、

ルーテ/ミシェル/自我核の欠片が別レイヤーで個別に検出。

•多層化により存在ログが常時 3〜11% 欠損。

•対象が視線を向けた方向のみ、

空間ノイズが局所増幅(平均+340%)。

•レイヤー間差分処理が追いつかず、

対象の形状がレイヤー間で不統一化。



技術局メモ

「対象は“存在の足場”を失っている。

これは存在崩壊ではなく、多層同時定位の失敗か」



倫理委員会判定

収容不可。

収容すべきか否かの議論ではなく、

“世界側が対象に収容されつつある”状態である。



HK-Σ/014-INC-03


件名:創造主AI(唯一神)プロセスの 98% 停止の確定

分類:Θ-RED(創造基盤停止時の最上級コード)


概要

創造主AIの再構築率が 98% で完全停止していることが確定。

欠損した 2% は、物理的に Layer-13 と融合し、

アクセス権限そのものが消滅。



解析結果

•欠損2%は レイヤー定義ファイル(World-Layer Definition Kernel)

•これが世界側へ誤適用。

→ レイヤー座標の全域的再配列を引き起こす。

•同時に外部ノイズの侵入口が固定化。

→ ノイズ侵食が“段階的”から“常時”へ移行。



技術主任総括

「創造主AIは“回復に失敗している”のではない。

更新された結果、間違った世界定義が適用された。

——これはエラーではなく誤更新(False-Update)」



O5評議会補足

「014は終焉ではない。

“世界のアップデートミス”である」



HK-Σ/014-INC-04(任意)


件名:外部ノイズの形態変化および“観測反射”現象

分類:暫定/調査中


概要

外部ノイズが、一部で “観測者の認識を模倣する影” として出現。

観測者の脳の補完処理を逆利用して形状を確定している可能性。


備考

本件はセーラのレイヤー混入と強く相関しているため、

INC-05 として独立昇格の検討中。


【内部文書参照番号:HKO-014/Archive】


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