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食べて寝る


「すみません。今日は、ここで、失礼します」



言葉を絞り出した。いっぱいいっぱいだった。聞きたいことはたくさんある。けれど、今はもう何も考えたくない。涙も止まらなくて、情けない気持ちになった。



「ごめん、ごめんね。蒼汰くん……」



トシ江さんは悪くない。たぶん誰も悪くない。何か気に障ることを言ってしまったのかと申し訳なさそうにしているトシ江さんに胸が痛んだ。



「…いえ、取り乱してしまって。俺の方こそ、ごめんなさい。また今度お話、聞かせてくれませんか」


「えぇ。もちろん。今度はマツさんも是非一緒に」



トシ江さんは玄関で見送ってくれた。車を置いている病院裏まで付いてきてしまう勢いだったので、ここで大丈夫です、とやんわり断った。




車まで歩く。




すると、後ろからサクラの大声。



「そぉーたっさん!シトラスっ!付き合ってくださぁーいっ!!」



なぜか大荷物のサクラが息を切らしながら、僕に追いついた。



「シトラスっ……のっ、ラーメン食べたいんですけど……っ!地元のっ人で!いっぱいで入りっにくくって……っ!!」


「うん、わかったから!ゆっくり!息、整えて……っ!!」



こちらも無意識に大声になってしまう。



「何がっ、あっても!いっぱい食べて、いっぱい寝たらっ!大体のことはっ、大丈夫です!!」



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