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治くんの話


最寄りのマックまで車で30分。その程度の田舎で起きた事件はよくあるものだった。近所のじいちゃんが山から帰って来なかった。山菜を採りに行くと言い残したまま、帰って来なかった。



「奥まで行って迷ったのか」「熊かね」「阿部くん家のじいちゃんじゃろ。」



阿部くんのじいちゃん。通称・治くん。90歳くらいだったと思う。僕が子供の頃からじいちゃんだった。笑いをとるためならコオロギを生で食べる。



阿部くん家は代々農協の役職をまかされることが多く、農家の多いこの町ではちょっとした有名人一家だ。



8日後、治くんは死体となって発見された。歳も歳だし、家族も覚悟していたのだが、少し妙だったのだ。


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