続編・5
遅くなりました。
短いですが、まだ続いたりします…
数日後、王家から通達があり王弟殿下がクンツァイト家に来ることに。
ご用件は?不思議に思い、不安を抱えるオパール。
父は落ち着いている様に見えるが、何故だか少し機嫌が良さそうである。ただ、ほんの少しの憂いも感じる。
朝から準備に追われる侯爵家。
もちろん、オパールも早くから顔も身体も磨かれて、いつ用意されたのかもわからないドレスを着せられた。
うん。着てるというより、着せられてる感が否めない…気がする。
とても似合っているのだが、普段とは違う上質なドレスは身の丈に合わない気がして緊張する。
後で聞いたのだが、どうやらこのドレスは王弟殿下が用意してくださったらしい。
出来れば早くに知らせてほしかった。昨日もお会いしているのにお礼も言えていないのだ。
そうこうしているうちに、馬車が到着したようだ。
緊張した面持ちの両親の後ろからオパールも王弟殿下をお迎えする。
「ようこそお出てくださいました。精一杯おもてなしいたしますので、ごゆるりとお過ごしくださいませ」
やや噛みそうになりなが、父が殿下を客間へと促す。
「突然、すまない。歓迎感謝する」
笑顔の殿下がオパールにも目配せしながら、ゆっくりと客間へ向かう。その後に母とオパールも付いていく。
…よかった。今日は顔色も良いみたい。
毎日の日課になっている、殿下の体調チェック。
機嫌も良さそうな殿下の様子に少し安堵しながら、訪れた理由が気になる。
「今日はオパール嬢との婚約を申し込みに参った」
笑顔の殿下がソファーに座るなり話し出した。
「それはそれは」穏やかな笑顔に焦りを交えた様子の両親。
ん?
待って。こんやく?聞き間違いでなければ婚約と仰った?
そもそも自分は行儀見習として殿下に使える身。身分だって釣り合わない。もちろん、容姿も教育も普通以下だ。
なぜ?なぜ?
一瞬のうちに頭の中に様々なモノを巡らせる。
呆気にとられているオパールを他所に、気付けば話がどんどん進んでいる様だ。
「あの…」
やっと声を出して周りを見渡すと、殿下と両親に一斉に見つめられる。
思ったより続いてしまいそう。
ルビー達のお話より長くなるかな:( ;´꒳`;)




