お泊まり。 2
店を出て、帰り道を歩く。
「タマ、大きくなった?」
「うん、160超えた。」
私が、165だから。
となりを見ると、目線が一緒だ。
「タマ、街中で浮かないの!」
「てへっ、バレた。」
全く、こんなところで。
やっぱり、小っちゃいじゃない。
「本当に、160あるの?」
「うんと、159だった。」
「浮いたら、ダメよ。もちろん、飛ぶのはもっとダメよ。」
「ハーイ。」
人間は、普通自力で飛べない。
タマは、普通に飛ぶ。
知っている人は少ないが、誰かに見られていいものでもない。
飛ぶと言っても、ふわふわ浮いているだけだが。
本人曰く、水の中を漂う感じみたい。
マンションに帰ると、どこかに電話していた。
毎晩、寝る前に事務所に連絡するらしい。
それから、田舎のおじいさんにも電話していた。
いい子だ、心配かけない様にしているのだろう。
私も電話を借りて、実家に電話した。
してよかった、安心してくれた様だ。
電話が終わると、タマが甘えてきた。
片方のおっぱいを出して、授乳させる。
ゴクゴクと、おいしそうに飲んでる。
だんだん、身体が熱くなってくる。
そのままタマを抱き上げて、唇を求める。
優しく私の口内をまさぐる、タマの舌。
されるまま服を脱がされ、気がつけばタマに支配されていた。
若さ故の特権、何度もお花畑を見てきた。
タマが、お風呂の用意をしてくれていた。
はぁ、気持ちいい。
私に抱っこされたタマのおっぱいをプニプニしながら、深い息を吐く。
湯船の中で、タマが暴れ出した。
「こそばゆいよ、麻里ちゃん。」
「タマ、又大きくなった?Cカップくらい、あるんじゃない?」
ちなみに、私はEだ。
「そんなにないよ、Bのままだよ。」
「ふふふ、もう一回しよ!」
そして、私は新しい自分を見つけた。
タマめ、いつもこんな気持ちいい事されてたのか。
もう、ここから帰りたくない。
ずっと、溺れていたい。
タマの髪を乾かしながら、おっぱいを飲ませる。
うーん、幸せ。
私も髪を乾かしていると、タマが私のお腹の上で寝ていた。
キッズルームは狭いので、寝室のダブルベッドに抱っこして連れて行く。
おやすみ。