表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/235

ダンジョン、攻略。3

 「見れた?でも、古い術式だから所々バグって見えないからね。」


 「凄え、ユウナって忍者なのか?」


 んな訳無いだろ、バカ弟。


 「慎吾はだいぶ上がったと思うけど、わかる。」


 「おお、これって凄えのかな?」


 「慎吾は、元々運動神経もいいし賢いからね。」


 「まあな、姉ちゃんは?」


 「まあまあかな。」


 上がってはいるけど、エルフでこれってどうなんだろう。


 それより、この年齢って所は余計でしょうに!


 《お嬢ちゃん、まだ覚醒しておらぬのだから。それで、このレベルは上等じゃ。》


 《人間は、覚醒しないの?》


 《無理じゃな、どちらかと言うたら人間は敵じゃからな。》


 《えっ、敵?》


 《そういう者もおると言う事じゃ、用心しとけ。》


 「そろそろ、降りようか。又、狩りながら行くからわんこ達よろしくね。」


 【ワォーーーン!】


 又、狼さんに乗って山を降りる。


 だいぶ、狩った。


 魔石以外は、狼さんの餌になるんだって。


 魔物の味は分からないけど、私は遠慮したい。


 あのグロな見た目は、何とも。


 ステータスを見るのが、楽しみだ。


 ステータスは、一日一回しか見れないんだって。


 それに、レベルアップしていなければその時も見れない。


 やはり、古いからかしら。


 車に乗った、狩猟組合に帰って来た。


 ギルドね、ギルド。


 「あっ、じっちぁーん!」


 「おっ、ユウナ。元気にしておったか?」


 おじいさんが、ユウナを抱え上げて高い高いをする。


 おじいさんは、2メートルを超えてがっちり体系のヒグマさんみたいな人だ。


 「じっちゃん、いっぱい魔石取ったよ。」


 「おう、本当じゃな。麻里ちゃんも慎吾も、世話かけて済まぬな。」


 「いいえ、こちらこそ。」


 頭下げろ、バカ弟。


 どや顔しても、お前は役立ってないぞ。


 それにしても、おじいさんのステータスが見たい。


 人間だとは思うけど、すごい事になってそう。


 軽トラから、何頭も鹿を抱えあげる。


 「じっちゃん、これしし肉。今日、食べる?」


 「きれいに、解体してあるな。進藤さん所へ、持って行ってやりなさい。」


 「うん、わかった。魔石の交換してくるから、車で待ってて。じっちゃん、明日撮影終わったら帰るからね。」


 魔石って交換出来るの、やっぱりギルド?


 ユウナがお菓子を袋満載にして、帰って来た。


 魔石を交換して、購買で買って来たらしい。


 帰りの車中で慎吾が、袋を漁っていた。


 「ユウナ、魔石って何に使うの?」

 

 「確かね、水を持ち運ぶタンクの代わりに使ったりとかかな。重さを気にしないで、いいから。解体に使ったり、身体洗ったり飲み水も結構使うからね。後、魔物除けかな。休憩する場所に、置いたりね。加工次第だけど、火薬の代わりにもなるよ。」


 「へぇ、便利だけど日常ではあまり使わないか。加工って、魔女みたいな人がするの?」


 「ううん、ギルドの職員が暇な時に。多少技術はいるけど、魔力は要らないし。」


 なる程、獣の毛皮以外の収入源な訳だ。


 「ペシッ!」


 「痛ぇーな、姉ちゃん!」


 「帰るまで、我慢しなさい。行儀、悪いわね。」


 勝手に、チョコレートを食べようとしていた。


 「いいわよ、少しくらい。慎吾も、頑張ったんだし。」


 「だよな、さすが俺の嫁!」


 なして、赤くなるユウナ。


 お前は何様だ、慎吾。



 【ただいま!】


 「あら、お帰り。ユウナ、おじいさんから、連絡無かったわ。後、三浦さんが朝8時に迎えに来るって。麻里も、一緒でいいかって。」


 「ありがとう、おばちゃん。じっちゃんとは、帰りに会ったよ。明日、撮影終わったら行くって伝えてある。お姉ちゃんもそのまま、一緒でいい?」


 「私は構わないけど、麻里はいいの?迷惑かけちゃ、ダメよ。」


 「うん、わかった。」


 「おれも、行く!」


 「お前は、学校あるだろ!」


 「ちぇっ!」


 「おばちゃん、これ猪肉。きれいにしてあるから、食べて。」


 「あら、ありがとう。本当、きれいで美味しそうね。今晩は、しし鍋にしましょう。」


 【やったー!】


 「慎吾、お風呂入るわよ。」


 「おう、ユウナ行こうぜ。」


 「ちょっと待て、スケベ慎吾。」


 「いいよ、みんなで入ろう。」


 全く、慎吾はあんたの体目当てなのに。


 まっ、他の男よりはマシか。


 特に、あの陽介よりは。


 お風呂から上がって髪を乾かしていると、お父さんが帰って来た。


 「どうだった、今日は?」


 「楽しかったよ、わんこ達の背中にも乗ったよ。」


 「ほい、しし鍋よ。今日、みんなで獲ってきた新鮮な猪肉よ。」


 「こいつは、うまそうだ。いただきます。」


 【いただきまーす!】


 「ハフッ、ンギュ美味しい!ユウナも、いっぱい食べな。ほら、あーん。」


 「あらら、慎吾はもう旦那さん気取りね。」


 「お母さん!」


 「いいじゃない、麻里もユウナが妹なら問題ないでしょ?」


 色々と、問題有りだよ。


 ユウナ、なしてお前は赤くなってモジモジしてる。


 寝る前に、お説教だな。


 てへぺろしても、許しません。


 人前で、イチャイチャして。


 案外、お似合いだね。


 何か、どうでも良くなって来た。


 「麻里、向こうでいい人いないのか?」


 何!お父さん、酔っ払ってんの。


 「いないわよ!女子医大生は、モテないのよ。」


 「お姉ちゃん、良くナンパされてるよ。」


 「ほう、そうか。麻里は、美形だからな。」


 「ユウナだって、されてるでしょ。」


 「ユウナは、オレ一筋だからな。」


 だから、なしてモジモジして赤くなるユウナ。


 「うん…。」


 「かわいいな、ユウナ!」


 あざとい、天然にあざとい。


 説教タイム、倍増ね!


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ