ダンジョン、攻略。2
眷族だと言うわんこ達は、よく見ると狼だった。
絶滅したといわれる日本狼、魔物ならば生存していても不思議では無い。
「慎吾、かわいいでしょ?皆、私の友達だから仲良くしてね。」
「うん、わんこ達よろしくね。」
「ウォー、ワンワン!」
《お嬢さん、お主エルフの生き残りか?》
頭の中に、思念が入り込んで来た。
「ねえ、今聞いて来たのってあんた?」
《あー、わしじゃ。喋らんでも、思念を向ければ大丈夫じゃ。》
《あなた達って、魔物なの?ユウナの眷族って事は、ユウナも狼なの?》
《わし等は、魔物ではない。聖獣と、呼ばれておる。姫は、狼では無い。フェンリルじゃ。》
《姫ねえ、フェンリルって何?》
《お主、ハイエルフであろう。姫も、我が種族の最高進化した聖獣だ。それにしても、この地でハイエルフを見かけるとは。もっと、南方におると思っておったが?》
《そうね、この辺りにエルフは他にいないのかしら。》
《昔、番のエルフがおったが亡くなってしまったからの。》
《それ、私の両親だわ。何で死んだのか、知らない?》
《わし等も、知らぬ。済まぬな。姫の母君の死と、何やら関係しているとは思うが。詳しくは、知らんのだ。わし等はその頃、ダム建設でここを離れておったからの。》
《そっか、ダンジョン攻略には付き合ってくれるんでしょ?私達を守ってね。》
《覚醒すれば、ハイエルフにこの位のダンジョンは朝飯前だぞ。》
《覚醒?どうすれば、出来るの?》
《分からん、姫の方が詳しかろう。》
だいぶ、進んで来た。
慎吾に、パチンコの練習させながら狼達が魔物を仕留めていた。
「姉ちゃん、こんなに魔石取れたぜ。」
「すごいわね、わんこ達にちゃんとお礼するのよ。」
「うん、ありがとう太郎、次郎達。」
ここは、南極か!
「ユウナ、覚醒って何?」
「あっ、長から聞いたんだ。ここじゃないけど、ダンジョンのボスを倒すと宝箱があるの。それを開けたら、覚醒する事もあるよ。」
「そのダンジョンって、どこ?」
「そこに行く前に、レベル上げとスキル獲得しないと。」
「ここからは、中級の魔物が出るから頑張って。慎吾は、狼さんの背中に乗せてもらって。じゃあ、私が前にでるからお姉ちゃん後ろからボーガンで射止めて。慎吾も、援護お願いね。」
「おう、任せろ!」
「んっ、わかったわ。」
先ず出て来たのは、猿の集団だった。
何匹か前に出て、後ろから投石をして来た。
私と慎吾は、投石している集団にパチンコとボーガンで攻撃を仕掛ける。
慎吾は、狼さんのおかげで投石を難なく躱している。
私も、ユウナに鍛えてもらったおかげでこの位は屁でも無い。
ユウナは、狼さんが猿と対峙している個体に空中から短剣でトドメをさす。
あっという間に、全滅だ。
少し行くと、社の様な物がある。
休憩所、らしい。
ここには、魔物は入れないそうだ。
あら、狼さん達も入って来た。
本当に、聖獣だったみたい。
お母さんが作ってくれたお弁当を広げて、わんこ達にもおすそ分けをした。
「お姉ちゃん、慎吾、ステータスの確認しよう。」
「ステータス、何それ?」
「どうやって確認するの、ユウナ?」
「写生する時、スケッチブックを首から下げるでしょ。あんな感じで板を出したとして、そこにステータスと念じれば見えるわ。」
名前:進藤慎吾
種族:人間
性別:男性
年齢:9
レベル:8(+6)
HP:24(+18)
MP:0
スキル:射撃F.探知E
名前:進藤麻里
種族:ハイエルフ
性別:女性
年齢:96
レベル:28(+16)
HP:42(+8)
MP:52(+18)
スキル:弓術C.気功D
名前:如月悠那
種族:フェンリル
性別:?
年齢:83
レベル:92(+2)
HP:108(+3)
MP:183(+8)
スキル:剣術S.射撃B.????.????




