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夜の暴れん坊将軍。

 ゴールデンウィークと言う事で、勉学もせずに旅行です。


 神戸です、オサレの代表格。


 新幹線で、あっという間でした。


 「お姉ちゃん、新婚旅行みたいだね。」


 私は、火を噴くくらい真っ赤になってしまいました。


 異人館に向かいながら、坂をのぼる。


 やはり体力がついたせいで、さほど辛くない。


 ユウナ、卑怯よ。


 ドラえもんくらい、浮いてるでしょ。


 ポッケから、チュッパチャプス取り出した。


 三次元だったのね、そのポケット。


 「はい、お姉ちゃん。」


 「ありがとう、うちの異人館とは大違いね。」


 うちの町にも、異人館がある。


 ドイツから来た、鉱山技術者の家だったらしい。


 何軒か廻って、三宮に降りる。


 そろそろ今日の宿へと思ったら、ユウナが電車に乗ると言う。


 「どこに、行くの?」


 「明石、玉子焼きを食べて今日はそこで泊まる。」


 「玉子焼きなんて、どこでも食べれるでしょ。」


 「うーん、発祥の地なんだって。」


 電車で30分くらい、明石に着いた。


 日本の標準時刻の元になる、場所だ。


 駅から、海側を目指す。


 海なのに、向こうに山が見える。


 淡路島なんだって。


 大きな通りを過ぎると、魚の棚と言う市場みたいな所に入る。


 鯛とタコが有名らしく、軒先にいっぱい並んでいる。


 玉子焼きと書いた、食堂があった。


 玉子焼きの定食とか、なのかなぁ。


 「いらっしゃい、可愛い子ちゃん二人ご来店!」


 恥い、ユウナVサインしないで。


 「お姉さん、玉子焼き二つ。」


 「あいよ!」


 なにやら、お椀に黒いつゆが入って出てきた。


 その後、下駄の大きくしたのにたこ焼きがいっぱい乗っているのが置かれた。


 「たこ焼き?」


 「違うよ、この出汁に浸して食べるの。すごく熱いから、気をつけてね。」

 

 一つ取って、出汁に浸す。


 息を吹きかけて、口にいれる。


 「熱っ、ハフッ、ホフッ、お水!」


 「はい、お姉ちゃん。おいしいでしょう。」


 「おいしい、たこ焼きとは全然違うのね。何個でも、食べれるわ。」


 「お姉さん、もう一枚追加。」


 「あいよ!」


 「ユウナも、食べなよ。あっ、あんた猫舌か。」


 「うん…。」


 「美味しかったね、お腹いっぱい。」


 「じゃあ、姫路に行こう。」


 「姫路?」


 「うん、今日はそこに泊まって明日お城を見に行くの。」


 「お城ねぇ。」


 「暴れん坊将軍に出てくる、お城だよ。」


 「あれ、江戸城じゃないの?」


 「江戸城に、天守閣は無いよ。」


 「ユウナ、詳しいわね。色んなこと、知っているのね。」


 「統計学に、地勢とか歴史は付きものだから。」


 電車で、1時間。


 すっかり、日も傾いている。


 今日のホテルにチェックインして、街に出る。


 小料理屋みたいな所、牡蠣のフルコースを食べれるんだって。


 この先の瀬戸内海は、牡蠣の養殖が盛んだとの事。


 うーん、ぷりぷりで美味しい。


 大きくて、甘さもある。


 はぁん、幸せ。


 〆の、雑炊。


 最高です、もう食べれない。


 ホテルへ帰って、ユウナが私を食べた。


 「成敗!」


 「将軍様、御慈悲を!」


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