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山、買いました ~異世界暮らしも悪くない~  作者: 実川えむ
春の異世界を楽しんでみる

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第108話 二次会と元カレ情報

 今私は、久々に電車に乗って、二次会の会場へ移動中だ。

 同期の二次会は夕方からなので、ホテルに寄って荷物を置いたり着替えたりする余裕があったので安心した。

 ホテルといっても、ビジネスホテル。最近は女性向けのサービスが充実しているところが多くなってきたので助かった。

 二次会用の服は、久々にワンピースを買った。黒の膝より少し長めの丈で袖がゆったり目のワンピース。シンプルなデザインなので、二次会に限らず、フォーマルな集まりにも使えそうなので、これを選んだ。足元もシンプルな黒のパンプスに、パールのイヤリングとネックレス。

 髪も、ホテル近くの美容室で、久しぶりに綺麗にカットしてもらった。自分じゃきれいに整えられない。ゆるくウェーブをかけてもらってかなり満足。

 二次会の会場につくと、すでに多くの参加者で盛り上がっていた。新郎新婦はまだ来ていないようだ。


「やだ、久しぶり~!」

「元気だった?」


 同期の女子たちの輪の中に入る。

 多くは転職したり、寿退社をしているが、一人だけまだ会社に残っている子がいた。


「ご無沙汰~」

「お疲れ~」


 部署は違うけれど、何かと仕事で絡むことが多かったので、比較的仲はよかった。


「なんか、山、買って隠居モードらしいじゃん」

「隠居って」

「え、そうなの!?」


 隠居というよりも、なんだかんだと忙しいんだけど。


「あ、だからかな、なんか痩せた?」

「え、そう?」

「そういえば、肌も随分綺麗になってない?」

「やっぱり、ストレスから解放されたから?」

「あははは」


 あながち、それは事実な気もする。山での草刈りや伐採(ほとんど動かないけど)、モフモフたちとの交流とかで、ストレス発散にはなってるし。


「じゃあ、そろそろ新しい恋とか?」

「え、いや、それはしばらくいいや」

「なによ、五月ももう30目前じゃん」

「余計なお世話です~。ていうか、私だけじゃないよね? 独身って」


 目の前の同期に目を向けると、残念そうな顔をしている。なぜっ!?


「独身は独身でも、彼氏いるし」

「バツイチだけど、恋はしてるわよぉ」

「え、どんな人!?」


 キャッキャと盛り上がる彼女たちに、ため息が出る。

 別にいいじゃん? 彼氏とか。


「そういや、五月の元カレ、1月から地方支社に転勤になったよ」


 不意に、会社に残っている同期が教えてくれた。

 なんでも、部署内で不倫がバレたらしい。


 ……馬鹿か。


 でも、不倫相手はそのまま部署に残り、元カレの方が異動になったとか。その不倫相手がまずかったらしい。


「その人の旦那さん、人事部担当の取締役の息子さんだったんだって」

「げ」

「マジで」

「その息子って」

「一応、別の部署にいるらしいよ。でも離婚したとか聞いてないから、元カレくんの方が捨てられたんじゃない?」

「自業自得よぉ。五月、別れて正解!」

「そうよ、そうよ。今日はパーッと飲んじゃおう!」

「う、うん」


 正直、今の私にはどうでもいいんだけど、周りが気を使ってくれているようなので、素直にその流れに乗っておくことにした。

 結局、終電ギリギリまで同期たちと飲んだ私。

 久々に、大笑いして楽しい時間を過ごしたのであった。


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