表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
山、買いました ~異世界暮らしも悪くない~  作者: 実川えむ
春の異世界を楽しんでみる

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

111/1015

第104話 久しぶりの買い出し

 3月になり、いよいよキャンプ場が再開する日。私は久しぶりに買い出しに向かう。

 トンネルに向かう道は、湧き水側に負けず劣らず、草が生えていて驚いた。確かに、車での往復もなかったし、雑草たち(中には薬草もあるかもしれないけど)が生えてても仕方がない。戻ってきたら、こっちの草刈りもしなくては。

 湧き水側は、無事に山裾まで草刈りを終えることが出来た。といっても、その先にも道らしきものはなく、平野が見えるところまで道を作らないといけないだろう。

 当然、道の両側には桜も植えまくった。4月の桜の見ごろに咲いてくれるかは微妙だけれど、土の精霊のパワーに期待したい。

 草刈りと桜を植える間の移動は、シロタエがしてくれたので車の出番はなかった。ハクとユキも私を乗せたがっていたけれど、シロタエと比べるとまだ小さいので、大きくなったらお願い、ということにした。


 まずは、買い出しの前に、スーパーにある銀行のATMに向かった。

 この冬ごもり期間、現金を使うことはなかったけれど、カードの引き落としや、稲荷さんのところからの入金など、ちゃんと確認しておかないと、と思ったのだ。

 少しだけ現金をおろしたついでに、通帳に記帳してきたのを車の中で確認する。カードの引き落としも無事にされていたし、一応、3回分の入金も確認。最終的に、プラスマイナスで、プラスになっててホッとする。


「でも、今日は爆買いの予定なのよねぇ」


 自分で言いながら、苦笑いが浮かんでしまう。

 スーパーでは、お米10キロ、魚の切り身、豚肉の細切れ、など、あちらでは育てられない、あるいは手に入れられない物を手当たり次第に買った。バターやチーズなどの乳製品も、すでにほとんど残っていなかったし。果物もしかり。思わず、みかんを段ボールで買ってしまう。

 それに何より。


「おー! ポテトチップス! 新商品いっぱいある~!」


 菓子類に飢えている。


「あ、お団子とお煎餅……どら焼きも買っとこう。それと……やだ、フルーツサンドがあるっ!」


 生クリームもだ。一応、豆乳クリームで自分を誤魔化していたけれど、やっぱり食べたい。生クリーム。帰る前に、どこかでご飯を食べて、お茶して帰ろう。


 次はホームセンター。ガーデンライトを大量に買いこむ。トンネル側も出入口近くの地面に差しているものの、トンネルまでは当然ない。今回買いこんだ量でトンネル側だけではなく、湧き水側にも差しておきたい。

 それと、少し大きめの籠だ。稲荷さんから渡された古龍の卵。未だに孵る兆しのないアレは、最初こそ、ブランケットに包まれてベッドの上に置いていたが、私が寝るたびに移動させたりするのが面倒で、今では寝袋をクッションに、暖炉の近くに置いている。しかし、いい加減、アレを入れて置ける籠が欲しかったのだ。


「あ、これ、かわいい」


 目についた丸い竹籠。大きさは私が抱える程度で、一応持ち手がついている。深さも卵を入れておくのに丁度よさそうだ。ブランケットを入れても、大丈夫そうだし。


「さてと、あとは何買おうかな」


 私は、ここぞとばかりに、あちこち見て歩くのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ