飛べない僕と魔女の唄
十六歳になった年の夏。年に一度、青く輝く月が昇る夜に空を飛ぶ。それが、一人前の魔法使いとして認められる唯一の手段である。その式典が開かれる街イニトゥーワには、多くの若い魔法使いたちが、自分の箒を片手に集まっていた。その人ごみの中、箒を持たないものが二人いた。一人は、長い前髪で表情を隠した少年。一年前の事故が原因で飛べなくなった”元天才”。もう一人は、ある施設から逃げ出してきた盲目の少女。箒もを持たない二人の出会いが、やがて『式典』の行方を大きく変えることになる。
二人は、自分たちの夢の為、そして仲間の未来のために空を飛べるのか―――。
二人は、自分たちの夢の為、そして仲間の未来のために空を飛べるのか―――。
1 箒を持たない二人
2019/08/24 18:12
(改)
2 プロムント横丁の出会い
2019/08/25 15:43
(改)
3 プロムントの箒屋
2019/08/31 11:54
4 プロムントの箒屋2
2019/09/01 16:52
5 飛べないワケ
2019/09/12 00:51
6 飛べないワケ2
2019/09/15 12:10
7 夜のイニトゥーワ
2019/09/16 12:52