「貴様っ!!この私に逆らおうと言うのかっ」
「か、かぐや様・・・これが今回の帝の
お納め物です・・・。」
そう言われ、手渡された物包み物
・・・なんだ、この前のヘタレ帝か
この私の何のようだ・・・。
断ったはずなんだがな。
そして、自分で持った
かぐや「・・・何じゃあの・・・
皆沢と言ったかあやつ。」
「は、はい・・・。」
そして、中身を空けてみる。
かぐや「・・・服・・・か。
これはまた個性溢れてあろうぞよ・・・。」
そこに居る使い者達は冷や汗をかく
きっと、この華倶夜という人の性格を
知っての上であろうこの反応
かぐや「・・・私に青色は
似合うであろうか・・・。」
「かぐや様は何でもお似合いしますよ」
そう笑うメイド。
だがかぐやは横目で
こう言った。
かぐや「・・・お前たちは私に仕えているからそう
言わないといけないだけだ・・・。
そんな偽善の様な言葉を吐く出ない」
「ふふ・・・かぐや様ったら・・・」
その言葉にメイドは苦笑いを浮かべる
確かに、言葉としてはキツイ
かぐや「・・・まぁいい、
後で着てみるから手伝え」
「かしこまりましたっ・・・」
「あ、かぐや様あの・・・。
ちょっとお耳に挟んで頂きたい
のですが・・・」
かぐや「ん・・・?」
そういい、コソコソとしゃべる使い物。
かぐやは何故か瞳孔がどんどんゆっくりと大きく大きく開き
顔が青白くなってゆく
冷や汗を掻きながら
「ご主人様と奥様が決定してしまったことなので・・・
戻り様が御座いませんの事で・・・」
かぐや「な、何を・・・
だ、だが何時からじゃっ!?」
そう言うかぐやと召使い。
他の者はキョトンとしている。
「今日の夜、だ、そうですよ」
かぐや「なっ・・・!!」
「あと二時間しか御座いませんよ。
・・・どうなされます?」
まるで次かぐやの言うことが分かっているかの
様に聞くさっきのメイド。
微笑みながら、かぐやの我がままに
優しく対応する
かぐや「き、きがえる・・・」
「かしこまりました。
・・・でわぁ・・・他の人は今日の
お客様・・・?の、お迎えの準備をお願いしますね」
そうメイドが微笑みながら言うと
全員がさっそうと動き出す
そして、かぐやとメイドの二人になった
かぐや「・・・はぁ・・・
何故だ・・・。今日は厄日だ・・・
なぁ、そう思わないか」
「・・・かぐや様がそうなのでしたら」
そういい、着替えを始めた
「僕、ね。あのかぐやさん・・・。
あの人に会ってみたらこのうささぎさんとぴよよんさん
プレゼントしたいなぁ・・・」
「・・・天然ボケすんな。
そのうさぎとひよこのよく分からん人形
あげんなよ。相手は・・・わかってるよな」
「女の子でしょ?」
「急に出てくんな。
たしかにそうだけど」
そう言う男三人
ボケとツッコミが大きく分かれている
「・・・でも僕・・・うささぎさんと
ぴこもりさんを・・・」
「ぴよよんじゃないのかよ」
「てか何で夜に行くことにしたの。
それに月山華倶夜チャンの
何か・・・召使い?sp?なの」
「・・・分からない。俺たちは
使命だけを聞くだけだから。」
「・・・今宵の宴は文武両道かの
終末を超えては私の公領を
遵おうぞ」
そう誰かが言った
けど三人には聞こえなかった………。