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「なんとなく惹かれる」を信じていい  作者: アレックス・フクリー
はじめに

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1/5

はじめに

 ──「なんか気になる」って感覚、無視しなくていいんです。


「なぜか気になる」ということ、ありませんか? 顔がタイプというわけでもない。話がものすごく合うわけでもない。けれど、なんとなく気になる。なんとなく惹かれる。なんとなく一緒にいたい。

 婚活の世界は、どうしても「条件」で回りがちです。年収、学歴、職業、家族構成──。一瞬で比較できるものばかりです。マッチングアプリや結婚相談所に登録すれば、「条件のかたまり」のようなプロフィールがたくさん並んでいます。

 でも、その中に“ピンとくる人”がどれくらいいるかというと……あまりいないものです。条件は申し分ないのに、なぜか惹かれない。逆に、条件的には「えっ?」と思うような人に、ふと目が止まってしまうこともあります。

 そうした“なんとなく惹かれる”という感覚、信じていいのです。むしろ、最終的に長く一緒にいられる相手というのは、その感覚を持てる人ではないでしょうか。一緒にいるとホッとするとか、肌の感触が心地よいとか、声を聞いていると落ち着くとか──。そうした“フィーリング”は、意外とごまかせないものです。

 スペックに目をくらませたとしても、体や心のセンサーは案外正直です。この本は、「感覚で選ぶのってアリなのかな?」と思っているあなたに向けて書きました。


「顔が好きだからって、選んじゃダメ?」

「身体の相性を気にするのって、浅いことなの?」


 ──そんなふうに感じたことがあるなら、きっと楽しんでいただけるはずです。もちろん、感覚で選ぶということは、失敗することもあります。


「顔だけで選んだら、性格が合わなかった」

「セックスは良かったけれど、暮らしが合わなかった」


 ──そんな経験、よくあることです。感覚は万能ではありません。でも、「条件で選んだのに、なんか合わなかった」というケースも、とても多いのです。どんな選び方にもリスクはあります。だからこそ、自分が“感じたこと”を信じて選んだほうが、納得できるのではないでしょうか。

 この本でお伝えしたいのは、「感覚って、きちんと使えば立派な判断軸になるんですよ」ということです。見た目やにおい、肌の相性に反応するのは、動物として自然なことです。それを恥ずかしいと思わなくてもいいし、大切にしていいのです。

 とはいえ、「感覚だけで突っ走りましょう!」とは言いません。自分の反応としっかり向き合い、「なぜそう感じたのか?」を考える。それができると、恋愛にも婚活にも、余計な迷いが減っていきます。

 “なんとなく惹かれる”には、ちゃんと理由があります。その理由に気づけたとき、あなたの選び方は、もっと自由になっていくはずです。

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