新しい所長
新しい連載を始めます。5人分のお話を書くのでどこまで長くなるかわからないですが、とりあえず1人目は書き終わったので、投稿します。オープニングに戻る所まで書き終わったので、矛盾はないはず。
私は今、とある学校の卒業パーティーにメイドとして参加している。
会場ではいわゆる悪役令嬢の断罪が始まろうとしている。
この国の王太子とその王太子に縋り付くピンクの髪、青いドレスの聖女、彼女を虐めて、危害を与えたと言う悪役令嬢。
私はそっと正面の扉から外に出る。
すると、この国の騎士団長が馬から降りる所だった。
騎士団長は脇目も降らずに、真っ直ぐに悪役令嬢の方に走っていく。
そして10分ぐらいしたあと、騎士団長は悪役令嬢をお姫様抱っこして、会場から出てきた。
恐らくこのまま、公爵令嬢の屋敷に婚約の許可をもらいに行くんだろう。私はモブらしく、正面玄関の脇にそっと立っていた。
すると悪役令嬢が私を見て、ぐいっと親指をあげたので、私は深々と礼をした。
2人が去っていくのを見届けてから、私は柱の影に隠れて、スマホを取り出して2人の写真を撮った。
そしてネックレスに触って、
「所長、お見合いは成功しました。寮の片付けをしたら帰ります」と呟いた。
少ししたら
「出張お疲れ様。帰って来たら、ご飯食べに行きましょう」と所長の声がする。
さて、長期の出張は終わり。何を食べに行こうか??
………………………………………………
私の名前は石井アヤ、去年の春に大学を卒業して、叔母が経営していた結婚相談所で働いてそろそろ1年になる。
そう経営していただ。
叔母は半年前に結婚相談所に来た、奥様と死別したイケオジと付き合う事になり、海外移住を決めてしまった。
就職1年目で無職の危機が訪れたが、叔母はきちんとこの結婚相談所を私ごと買収してくれる人を探してきてくれていた。
紹介された新しい所長は日本語が流暢な外国人でした。
名前はマリアさん。お歳は聞いていないけど、30代かな?年齢不詳の美女だ。
どこでマリアさんを見つけたのか叔母に聞いてみると。
「ダーリンの伝手で私もよく知らないのよ、でも日本語上手だし、買収のお金も即金で用意してくれたし、大丈夫でしょ」
ダメだ、もう叔母は彼氏に夢中で可愛い姪っ子の行く末はもう頭にないらしい。
マリアさんは私ににっこり微笑みながら
「アヤさん?私は日本の習慣にはちょっと不慣れなので、あなたがいてくれて心強いわ。よろしくね」と言った。
あまりにも美しすぎて女の私でさえドキッとした。
そして所長が綺麗すぎると、相談に来た男性が所長と結婚したいとか言いそうとちょっと心配してしまった。
それが顔に出てたのか
「何か不安な事あるの?」
「いえ、所長が女神様の様な笑顔をしたので、相談に来られる男性が所長に夢中になりそうだなと思ってまして」
「め。。女神、なんで。。。あ、またまたー、そんな事ないわよ、これが日本のお世辞って文化よね」
「いえ、かなり本気です」
「まあ、ありがとう。私、アヤさんがとても気に入ったわ。この事務所はちょっと改装をするので、リニューアルオープンは1ヶ月後なの。その間にアヤさんのトレーニングをしたいの。仕事とトレーニングの内容について話があるんだけど、明日ここに来てもらってもいい?」と名刺を渡された。
(株)ミラクルハピネス
企画課-課長
マリア・アルテミス
「え?マリアさん、この会社って確か乙女ゲームで有名なところですよね、私も白薔薇学園プレイしましたよ」
「あら、知っているの?嬉しいわ。そのゲームは私も制作に関わっていたのよ。詳しい事は明日会社で話すけど。この結婚相談所は結婚紹介所になり、ミラクルハピネスの新しい事業となるの。だからアヤさんはミラクルハピネスの社員として福利厚生なども使えるから安心して働いてね」
就職活動中に足を骨折して、就職先が決まらず、叔母の会社に仕方なく入った。でも仕事を始めてみると、私には合っていたみたいで、仕事が楽しくなり始めた時にこのオファー。名の知れた会社に就職できるという奇跡。
「マリアさんは本当に私の女神の様な方ですね、明日から宜しくお願いします」というと。
マリアさんはにっこり笑って。
「期待にそえる様に頑張るわ」と言った。
今回も登場人物が多くなりそうなので、苦戦しそうです。自分で書いておいて名前が覚えきれない。




