表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【プロットタイプ】熱い奴

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

夢中になる程、うるさくなる。

創作部の活動は様々であるが、その中の一つに読み合いがある。互いの作品を読みあって、感想や批判を言い合うものである。

そこで何時もの様にキャップの着いた鉛筆で指摘を入れていた。

――此処、分かりにくい。もう少し描写か分かるように。

――この二人の関係は? どうやって好きになったの?

――此処、整合性が取れてない。

気になる部分を謎理論ながら、そう片っ端から指摘していった。

すると相手の方が口を開いた。

「そこまで求めてないんだけど」

その一言に思わず手が止まる。視線が相手の原稿から顔に移る。顔には大きな文字で『迷惑』と書いてあった。

「私は作品の完成度とか全く求めてない。楽しく書ければそれで良い。だからアァだこうだ言わないで。適当に『面白かった』の一言だけで良い」

其れを聞いた時、絶対にこの人とは分かり合えないと思った。分かり合いたくもないと思った。そしてこのまま行ったら仕様凸は免れないとも。

ダカラ一度ペンを置き、冷ややかな声でこう言った。

「そ、面白かったよ。特にこの辺」

辛うじて、自分の中で良いと思った部分を指摘して、何とか気持ちを押し殺した。

あの行いが正しいか、正しくないかは分からない。ただ自分の信念からは遠い事はよくよく分かっていた。


周りから指摘された部分を読み直していると、帰り支度をしていると部長が声を掛けてきた。

「悪いな。彼奴も悪気はないんだよ」

「いえ……別に」

別に人の物語に対してケチを付けたかった訳じゃない。ただ執筆する側にとって、作品と言うのは自分の生き写しなのだ。其れを蔑ろにして良い訳がないと思っている。

「お前、前々から見ていて思ったんだけど、結構熱い奴なんだな。何時も飄々としていて、掴みどころがないけど、人当たり良くて、部員とも上手くやれてるから、つい指導を任せちまった」

「其れは別に気にしてません。ただ……くどく言われたくない人の添削はしたくない。……絶対に口うるさくなってしまうので」

これで良い。無理矢理関わる必要がない。特に信念が異なる人ならば。

お兄さんが妹に教えたがらない理由が不明だったので、此処を強固にしたいと思って書きました。


兄さんの熱意はプロに匹敵する程あると思ってます。

だから作品は自分の生き写しとも思っていそう。

それぐらい大切なんです


其れを相手が蔑ろにしているのをみたら、やるせなさが全面に出るよなぁと。


今は時間が迫っているので、これぐらいに。


明日も浮かび次第、ネタを投稿します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ