お付き合いスタート
彼女は俺のことを好きになった理由を少しずつ話してくれた。
そして……
「そこで諦めかけてたの。そしたらあなたが竹中龍之介くんあなたが私に言ってくれたのよ。」
'すぐにあきらめられる夢はお前の叶えたい本当の夢じゃない'
その言葉を聞いて思い出した。あれは中学2年生だったか、
放課後の教室で1人の女の子が泣いていた。俺は心配になって声をかけた。そしたらその女の子が
「私には夢があるの。でも私はその夢を叶えられない…」
そう彼女は言った。俺に言ったのか、それともただの1人事か、そんなの俺にはわかんなかった。でもなぜか彼女に一言言ってやりたくなったてしまった。
それが……
「すぐにあきらめられる夢はお前の叶えたい本当の夢じゃない!」
なぜかこんなかっこいい言葉が出たかはわからない。でもその後家で死ぬほど恥ずかしくなったはずだ。
そしてそのときの女の子の顔が頭から剥がれなかったはずた。多分あれは俺の初恋だったと思う。でもそれ以来なぜか彼女に会わなかったのだ。
その理由は今わかった。
「そっか、君があの時の女の子だったのか…」
「本当に俺なんかでいいんだな?」
「はい!君がいいんです!」
そして高校2年生 竹中龍之介 初めて好きになった兼超有名な女優の女の子とお付き合いはじめました。