今度こそ納品です
私と斉田主任の目を十分に楽しませてくれた騎士様たちは朝練を終えられて、いくつかのグループにわかれて宿舎に戻り始めました。
私たちも本来の目的である納品に宿舎へ。
運転席も助手席も窓は全開。
最初に、気安く、中を覗き込んで話しかけてきた騎士さんがルイスさまに怒られたので、それ以来、私たちに話しかけてくる人はいないけれど、興味はあるようでちらちらと視線がきています。
中にはかる~くウィンクしてくれる人もいたりした私のテンションはあがります。
「プランCだ。」
さすが、斉田主任!計画は完璧です。
宿舎につくと、私は布団を持ち上げた。
「あっ・・」
大きすぎる布団に足元がおぼつかない。思わず、よろけてしまう。
「大丈夫ですか?」
さすが、騎士!助けはスマートで、かあっこいい!
「ルイスさま。ありがとうございます。」
「いえ、当然のことです。運搬はこちらでしますから、応接室でお待ちください。」
「いいえ、仕事ですから、きちんとやらせください。」
「いや、騎士たるもの自分のことは自分で。これらはもう、彼らのものですから、彼らに運ばせましょう。」
ううううん。カッコイイ!内心悶えながら顔だけは真剣に。
「いえ、私だって仕事なんです。やらせてください。でも、お手伝いいただけると助かります。」
私がそうしてルイスさまを引き止めている間に、斉田主任はどんどん、他の騎士さまに声をかけて宿舎に入っていった。
斉田主任のプランとはいうものの、きっと『ケッ!気障が!』くらい思っていることだろう。
男ばかりの楽園に入りたくないわけないじゃん。




