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短編集  作者: 華織
4/6

夢心地

私には不思議な力がある。

それは、いつでもどこでも夢を見ることが出来る事だ。

自分でもよくわからないが、小さな頃からそうだった。

私はその事をよく幼なじみに自慢していたが、その度に彼が困惑した表情をしている事に気が付き、自慢するのを止めた。

しかし、私はその力を高校生になった今でも失わずにいた。


子供は不思議な力を持っていると聞いたことがあるが、私が力を失わないのは、私がまだ大人では無いということなのだろうか。

確かに未成年ではあるが、精神的には十分に大人だ。

まあどうせなら力を有効に使おうと思い、使うだけだ。こうして今も、好きなことを好きなだけ夢の中で行っている……。

続きます。

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