再会
最初からこれはどうかと思いますが……。
意味がわからないと思うので、後書きに解説を載せたいと思います。
久しぶりに友人と会った。実に十年ぶりの再会である。
本当は少し前に会える予定だったが、その日は彼女の結婚式だった為、会うことはできなかった。
「久しぶり。」
私は声をかけた。
「…………。」
彼女は何も言わない。
さっきから私の隣に視線を向け、私の方を見ない。
「私もなんであんなことしたのか、自分でもわからないよ。どうせ貴女には伝わらないと思うけど。」
彼女は何も答えない。
「たまにさあ、無い?今線路に落ちたらどうなるんだろうとか、このタイミングで道路に飛び出したら死ぬのかなぁとか。聞こえますかー?ねえ、まあどうせ聞こえないよね。」
「…………最低。馬鹿じゃないの……。」
彼女は泣き腫らした目を更に潤ませながら言った。
そうか、そういえば彼女は、自分には霊感があるとか言っていたっけ。
まさか本当にあるとは。
ということは、最初から私がいることに気が付いていた訳だ。
私は、彼女が私を見ることが出来ないこと前提で話し掛けていたので、私の心は一気に申し訳無い気持ちでいっぱいになった。
「ごめんね。」
少し前に会える→葬式
主人公の横→主人公の墓石