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〜エピローグ〜

その後は今まで同様,変わらない高校生活を過ごしていた。

…一つ変わったと言えば綾さんがいるが,それでも平凡な高校生としての日常を送っている。

特に未来から来た変な奴らに命は狙われはしなかったし,事件と言う事件も無く。

もしかしたら綾さんが影で暗躍していたかもしれないが,俺は知らないし,綾さんも慌てふためいた様子は無かったから大丈夫なんじゃないだろうか?

結局のところ俺が持っていると言われた「未来を変えられる力」なる物はどのような者だか未だに分かっていないし,実感なんか無い。

少なくとも今の俺にはその能力を自由自在に操ったり変えられる能力はまだ開花していないんだろう。

変えられるなら俺のテスト無様な結果ももう少し良いものになっているはずだ。

テスト中に俺は解答が答案用紙に浮かぶように念じてみたんだがな。

大体,未来も宇宙も俺に少し冷たくないか?

もう少し分かりやすい解説付きで俺にその力をくれ。

俺はまだ操作方法すら知らないんだから。


「きっといつか分かりますよ。」


そう言った綾さんの言葉がいつ現実となるのだか。

分かりたいような気持ちもあるが分からない方が良いような…

確かに未来が自分の意のままに操れるのも悪くは無いが。

しかしそんな能力は開花してもしなくても俺としてはどうでもいい。

今こうやって普通の高校生活を過ごしている今が続くだけでも十分幸せじゃないか。

俺のステータスなんてそんなもんだ。平凡で飛びぬけてない。

だから楽しく過ごせているって言うのもあるんだろうな。

俺は未来とやらの運命に逆らわずに生きていくつもりさ。

これまでもこれからも。

初めて書いた長編(これでも短い方に分類されちゃうのかな?)ですが,選んだジャンルはファンタジー。

なぜにファンタジーと言われても,昔から宇宙とか未来とかそういう話が好きなんですよね。

それで自分でも書けると良いなぁ,なんて思ってたんですが今回携帯小説という形で実現でき嬉しい反面難しさも体を持って体感しました。

まず話の筋をしっかりさせなければいけないので色々な登場人物も考えた挙句,登場したキャラは少ない等…しっかりできてないじゃん!という苦情が自分の中でプクプク浮かんでおります;

それでもしっかり最終話まで書ききれただけでも自分としては達成感があり,楽しかったです。

私の周りにいる人もひょっとしたら現代人ぶった未来人かもしれないですし,この話みたいな出来事が秘密裏に起こっているのかもしれませんが,それは当事者の方々に任せてこの辺で私は失礼させていただきましょう。

それでは。

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