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平凡高校生の平凡日曜日2

 姉が俺の部屋で寝てしまったので、おんぶして姉の部屋へと移動をした。

おんぶする時に少しだけ、躊躇ったが姉弟ということでご愛嬌。


 一仕事終え、いい感じに疲れたので、寝ることにした。

自分の部屋へ戻りベットに背面跳び。途中、壁に手の甲を強打してしまった。


「いってぇ!」


 痛さのあまり声を出してしまったが、極力声を抑えたので、姉が起きる事もないだろう……

しかし何か手が痺れてきた……。地味に青くなってるし……

 嗚呼……。なんか日曜日なのにゆっくりできねぇなぁ…

そんなことを思ってるうちに、俺の意識はフェードアウトしていった……



-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―



「……ん?う~ん…あ~……ふぅ……」


 いつの間にか寝てしまったらしい。気の抜けた声が腹の底から強制召喚される。

 カーテンは夜のままなので開けてみると太陽はいつの間にか地面を燦々と照らしていた。もう昼になったのだろうか?

机に置いてある自前の真っ黒なケータイ(二代目)を手に取り見てみる。

……あれ?何か手が痛い。手の甲が青くなってる…?

思い出せないので後でシップを張って済ますことにした。

 ケータイを見るとやはり昼になっていた。結構寝たな。

 手の痛みを抑えつつ、リビングに向かう。リビングには父が母がいつも使う青色のエプロンを着て料理を作っていた。


「お、こう、起きたか。今昼飯作ってるから、そこらへんでゆっくりしてろ」


 父はたまに母の帰りが遅いと、昼食を作ってくれる。よくあることだから料理も最初の頃に比べたら、格段に美味くなってきてる。

 父は母の帰りが遅い理由はしっている。本人曰く……


『男と寝るのは健康の証! 若々しくてよろしい!俺の妻であることが何よりの誇りだ!他の男共ざまぁww』


 …だそうだ。まぁ…なんというか……簡潔に言うとバカップルってこと。


「父さんは寝なくていいのか?」


「俺はさっき寝たから大丈夫っ!この後もう少し寝るし」


 なにが『大丈夫っ!』だ、毎日出勤してるくせに。まぁ本人が大丈夫ならいいんじゃないの?

 とりあえず俺は、ソファに座って料理を待つ。

このソファは、なんともいえない座り心地なので俺のお気に入りのソファである。

しかしせっかく黒色でかっこいいのに、白のシーツを被せてしまっているから、台無しなのが否めない。

 ずっと座っていても暇なのでテレビをつける。

液晶の奥では、『ウ○くる』がやっていた。おいしそうな料理が出てきて、昼食が待ち遠しい。

 テレビをつけてから数分。父が色々具材の乗ったチャーハンを持ってきた。

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