ひとつ。
あの空はいつでも遠くて。
海はいつも蒼穹を映していた。
僕は、この空と海の境界線で、
この空と海が交わるこの場所で。
――未来への路を 探している。
----------------(蒼穹 - ラピスブルー)
海面に浮かぶ月 夜空を揺らす波の音
空の鏡と海の鏡 互いに姿を映して交差する
海岐路 そこは 求める場所
重なる想いと 還る願いの 集う場所
----------------(集う場所 - カイキロ)
あの海の向こうに 求めるものがある
あの空の向こうに 重なる想いがある
だからこそ 僕は そこを目指すのだ
----------------(蒼に重なる想い - ボクノアリカ)
どれほどの想いを胸に
この海と空の果てを見つめていたのか
それは 届くことのない声にのせられた
微かで ただひとつの 、
----------------(ただひとつ - オモイノサキ)
遙かたかくひろがる 天色を筆にのせ
藍白の雲を一筋ひいて キャンバスは彩られる
飛ぶ鳥の影には 黒鳶色を 絵の片隅に 勿忘草を
わすらるる日の 遠い風景を 願いに込めて
----------------(夢幻色の絵筆 - ネガイイロ)