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第2話 ざけんな女神

いってぇ…。

今度は地上からちょっと上でスポーンした。

階段で10段とばししたくらい。

なんて適当な女神なのだろう。

オレはちゃっかり女神にもらっていた、異世界ライフスターターガイドを開いた。


「まず行くべきはギルド…か」


どうやらギルドに行ってギルド登録をしないといけないらしい。オレがたどり着いたのは始まりの街、イニッツィオという。文明レベルは中世程度。魔法を主力に、剣や斧などの武器を使って近接攻撃をする、いかにも転生ものらしい世界である。言語に関してはオレが転送されたときに頭のなかにインストールされているから大丈夫と書いてある。オレはガイドの中の地図のページを開く。


「ギルドは…クソ!」


なんて適当な地図なんだ!手書きだし、ヨレヨレだし、ボールペンで書いてあるから間違ったところは黒塗りになってるし。てか一色で見づれぇ!パワポ初心者が作った人生一号目のパワポのようだ!ざけんな、女神!


結局その辺にいたNPC(仮)に聞いて、やっとギルドにたどり着いた。もう暗くなってるよ。昼夜サイクルはあるみたいだ。ギルドに入ると、なんか強面の人とか、いかにも魔女みたいな美女とかがそろっている。ちょっとオレ、注目されてね?耳を澄ますとこんな声が聞こえた。


「初心者か?」


「やべぇ、気まずい。なんて言おう」


「歓迎すべきか?」


気まずいのはこっちです~。

オレはどうにか受付にたどり着いた。

ガイドによると、受付の人にギルド登録をしてもらえばいいらしい。

オレはとりあえず受付のお姉さんに話しかけた。


「ギルド登録をお願いしたいのですが」


「ギルド登録ですね!では、登録料として3クレジットをいただきます!」


え?登録料?登録料…。

ざけんな、クソ女神!あいつなんなん?ふざけんな!聞いてない!


「登録料…ですか。どうにかなしでとかって…」


「無理です」


知ってた。

まずは金稼ぎからになってしまった。

その辺の鍛冶屋でバイトして、稼ぐ。それが手早いと受付のお姉さんが言っていた。

あのクソ女神が…!


それから3か月がたった。

バイトですっかり小金持ち!

ギルドのみんなとも酒を飲む仲になってしまった!

もう、まおーとか、てーおーとか、どうでもいいや~!


「あなたは死にました」


「デスヨネー」


見慣れた虚無。

何があったかを簡単に説明しよう。

まず、イニッツィオにまおー軍が襲来。鍛冶屋のバイト中でした。

酒に酔っていたオレは、出来立てほやほやの赤いままの短剣をもって街の外へ!

ゴブリンとやら1匹に一発K.O.されたのでした☆


「でも、あなたをこのまま地球に赤子として送り返すのも手続きが面倒なので、またさっきの世界に送ってあげましょう。また今度~」


オレは会話のスピードが速すぎてあれを言うのを忘れていた。


「ざけんな、女神!」


と。

一日一話投稿できたらいいな。

まぁ無理だろうけど。

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