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第10話 修行すべし!

私に猛攻撃を仕掛けたシュンと、クソコミュ障のチビ(色んなところが)ヴェルデは、ラック討伐をしに、街へでかけた。シュンは、変装が得意というスキルを逆手に、挙動不審な住民を探すようだ。私のクエストはパッと使える魔法を習得すること。私はギルドカードをタンスの中から出した。


「ここじゃないか」


本棚も見る。違うようだ。

…。なくしたな。いつか出てくるだろう。

魔法の習得に必要なのは、魔導書と呼ばれる本。

それを買って、特定の呪文を唱えると、ほんの内容が頭にインストールされる。仕組みは分からんが。

しかし!私に魔導書を買うお金はない!シュンのためにも借金をするなんてできん!

しょうがないから、私は寝ることにした。

カーテンを閉めて、ろうそくを吹き消す。さぁ!おやす


「み〜!」


私は暗闇のなかで静かに(?)眠りについた。


オレは、アザレアを何かやらかさないか心配しながらも顔を隠しているヴェルデと街を捜索していた。目的はまおー軍の十傑の1人、ラックとやらを倒すこと。十傑はあと8人のこっているそうだ。1人はヴェルデが殺った奴、もう片方は知らない勇者さんが殺った奴。ちなみにその2人の十傑は、十傑のなかでも1、2番目に弱い、つまり1番弱い2人である。ラックは相当強敵だそうだ。


「…シュンさん。敵を探すなら、敵探知のスキルを覚えたほうがいいかと」


そんなのもあるのか。


「先に教えてくれぃ」


スキルは、ギルドの地下にいる占い師に教えてもらうそうだ。

金を取られるから1000クレジットは持ってけと言われた。

しょーがねーなぁ!銀行からおろすっきゃないか。


ギルドに入ると、見覚えのある酒飲み仲間たちが酒盛りしていた。そのうちの1人が言う。


「あれ?シュン…。さっきかれらねかるたくけ」


呂律どころか何も回っていない。

ただ、オレは知能だけはたかい転生者。このくらいわかる!

とおもったら、隣のやつが翻訳しやがった。


「シュン、さっき帰ったばっかなのに、なんで

今ここに戻ってきた?」


は?


「帰ってないっていうか、今日まだ1回も来てないんだけど」 


すると、ヴェルデがオレの袖をクイッとしてきた。

振り向くと、ヴェルデがオレを引っ張った。


「なんだ、どうしたヴェ…!」


ヴェルデはオレの配慮を無視して、ギルド内の階段へと走った。

階段を真ん中まで下ったとき、やっとヴェルデが止まってくれた。


「今の聞いて、違和感ないですか?」


「そんなのゴロゴロと。ヴェルデと初対面のときは、お前めっちゃ偉そうだったのに、今敬語だし」


ヴェルデが矢を背中から取り出した。


「ごめんてごめんて」


「はぁ…。さっきのあの人の言い分によると、まるでシュンが2人いるかのような感じじゃないですか」


そうか!


「つまり、ラックの奴が俺に変装していた!」


ヴェルデが弓をしまう。


「そういうことです!詳しく聞きましょう!」


その時、オレはその様子を盗み聞きしていた気配に気づいていた。無視したのは、どうせ飲み仲間の1人が、オレについてきていただけだと思っていたからである。

コメディになっているのか不安なのは、あるあるです!

by Gemini

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