趣向品(草の名前とか効能とか)
ここまで考えて、諦めた人〜
ただの嗜好品じゃなくて、魔力や精神状態にまで影響する植物として、大きく二系統で
辛い系(メンソール系)
― 思考を冷やす葉
① 《氷肺草》
通称:フロストリーフ
高地の冷涼地帯に自生
葉の裏に微細な結晶状の樹脂
燃やすと冷気のような刺激を出す
効果
吸気が冷たく感じる
一時的に心拍を落ち着かせる
痛覚を鈍らせる
思考がクリアになる(感情の振れ幅が削れる)
副作用
長期使用で感情の起伏が薄くなる
睡眠が浅くなる
冷え性が悪化
シュバルツが吸ってるのはこれ系。
理由は単純で、
感情を“抑える”ための習慣が残っている
壊れた後も、体が続けている。
② 《霜鳴葉》
北方の湿地帯に群生
葉脈が白く凍ったように見える
乾燥させると強い清涼刺激
特徴
魔力の流れを一時的に抑制
戦闘前の集中用
魔術師に人気
シュバルツが戦闘前に吸うと、
より“無機質”になる。
甘い系(依存性高)
― 心を溶かす葉
① 《蜜煙草》
通称:ハニーブレイズ
南方の温暖な土地で栽培
葉に糖蜜のような樹脂を持つ
燃やすと甘い香り
効果
軽い多幸感
不安の軽減
孤独感の緩和
魔力の循環が滑らかになる
依存性
高い。
理由: 吸うと“安心感”が疑似生成される。
長期使用者は、 それ無しだと不安が増幅する。
② 《夢舌草》
夜にだけ香る花を持つ植物
葉を乾燥させて巻く
特徴
眠気を誘う
鮮明な夢を見る
記憶の再生が強まる
副作用:
過去のトラウマも鮮明になる
依存しやすい
これ、シュバルツは吸わない。
理由は明確。
夢を見るのが怖いから。
■ 世界観的な位置づけ
使用者傾向
辛い系
戦闘前・集中
傭兵、暗殺者、軍人
甘い系
休息・慰め
商人、貴族、孤独な者
■ シュバルツに落とすなら
彼が吸ってるのは
氷肺草ベース
少量の霜鳴葉ブレンド
ほぼ無香料
理由: 甘さを拒絶している。
多幸感は不要。
安心感も不要。
ただ、
“冷やすため”だけに吸っている。
壊れる前からの習慣。
壊れた今も、続けている。
でもな。
もし一度だけ、
シエルが甘い系を「匂い、好きです」って筆談したら?
シュバルツは、
次から無意識で
ほんの少しだけブレンドを変えるかもしれない。
自覚なしで。
依存してるのは煙草じゃない。
もう別のもの。
手巻き煙草文化
量産品の紙巻きとは別に、
旅人や傭兵は自分で葉を刻んで巻く派が多い。
理由は三つ。
軽い(持ち運びしやすい)
混ぜられる(体調や気分で調整)
匂いで個性が出る
「その人の煙で誰か分かる」って文化もある。
■ 料理にも使えるハーブ系ブレンド
① 《風茴香》
爽やかな甘い香り。
肉の臭み消しに使われる
魚のスープにも合う
煙にすると軽い清涼感
辛い系と混ぜると、 冷たいのにほんのり甘い独特の風味になる。
戦闘前でも重くならない。
② 《赤星葉》
ほのかな辛味と土っぽい香り。
煮込み料理向け
血行を良くする作用
煙にすると軽く身体が温まる
寒冷地向きブレンド。
シュバルツが北方に行くとき混ぜてても自然。
③ 《蜜枝草》
ほんのり糖蜜の匂い。
焼き菓子に使う
炙るとキャラメルみたいな香り
依存性は低いが“安心感”が出る
甘い系葉と混ぜると危険。
完全にハマる。
④ 《静眠花》
乾燥させた花弁を少量。
お茶にすると安眠効果
煙にすると副交感神経が優位になる
シュバルツ単体では意味が薄い。
でも。
シエルの近くで吸うと、 眠気が加速する。
■ ブレンド例
■ 黒猫式・戦闘前
氷肺草 7
霜鳴葉 2
風茴香 1
冷却重視。
感情を削る方向。
■ 野営時・寒冷地
氷肺草 5
赤星葉 3
静眠花 2
眠る気はないが、身体は休ませる。
■ 甘い誘惑系(闇市場で人気)
蜜煙草 6
蜜枝草 2
夢舌草 2
完全に依存設計。
孤独な商人や貴族が溺れるやつ。
シエルが料理中にハーブ刻んでて、
「これ、混ぜたら美味しいかも」
って筆談で渡す。
シュバルツは無言で受け取る。
次の夜。
煙の匂いが、少し変わる。
甘くはない。
でも、どこかやわらかい。
本人は気づいてない。
ただ「効率がいい」と思っている。
でも実際は、
彼女の嗅覚基準でブレンドが変わってる。
それ最高に無意識の愛。
手巻きは紙も重要。
麻紙(燃焼が遅い)
樹皮紙(香りが強く出る)
魔術加工紙(煙が薄い)
シュバルツは麻紙派。
燃焼安定、癖がない。
だが、シエルが作った手漉き紙を一度使ったら?
それ以降、無意識でそれを選ぶ可能性がある。
壊れてるのに、
選択基準だけ彼女寄り。
タバコ吸わねぇから分からねぇ〜!
ハーブティーは飲むのよ……




