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私が恋した死神さん  作者: 鈴星
死神さんのお仕事
5/5

四人目

「死神さん、私はいつ死ぬんですかねぇ?」

「失礼ですがもうすぐ80歳ですよね?早く死にたい感じですか?」

「いえいえ、とんでもない。まだまだやりたいことがあってね。どうしようか考えてるの。」

「やりたい事ってなんですか?」

「私ね。最近流行っている、ゆーちゅーぶとか、てっくとっくとか、いんすたぐらむとかいうのをやってみたいの。配信とかで若い皆さんと交流してみたいの。それで調べたらね。色々な機材とかマイクとかがいるみたいなの。パソコンはあるんだけど足りない物があって、買おうかどうか迷ってるの。だって買って直ぐに死んだら勿体ないでしょ?」

「なるほど、そういうことなら大丈夫ですよ。まだまだ生きられますよ。どうかこれからも楽しく生きてください。」

「本当に?ありがとう。嬉しいわ。頑張るから死神さんも応援してね。」


「大丈夫ですか?あんな事言って、あの人もうすぐ寝たきりになりますよね?」

「大丈夫、大丈夫!好きな事をしてると元気が出るからね。絶対寝たきりになんかならないよ。」

「運命を変えちゃう気ですか?」

「そういうのもいいかもね。」

「やっぱり優しいですね。」

「そんな事ないよ〜。」

頬が赤くなったのを私は見逃さなかった。

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