神をも殺す者

　西暦3600年──

　過ぎた科学技術を手にした人間に、神は裁きの鉄槌を下した。

　神々は地に降臨し、人々を蹂躙した。

　そんな中、神に対抗すべく造られた技術──command。

　人類で唯一、8つのcommandを身に宿すことのできる少年ユウキは、最強の神である破壊神を討つことに成功する。

　だが、それを見計らった神の手により、異世界へと転生させられてしまった。


　チート能力も、知識もなし。
　だが、commandは健在なので問題は無い。

　神を皆殺しにすべく、ゆくゆくは魔王となる少年ユウキは立ち上がる。


　これは、一人の少年が魔王になるまでの冒険譚。