詩 世界が冷たくなり、皆が凍っていく
掲載日:2022/06/30
世界が冷たくなっていく
皆の体が凍り付いてく
けれど誰も気づいていない
氷の存在に気が付いていない
動けるからまだ凍ってないよと
誰も気づく事ができていない
氷をまとった者達は
その存在が分からないまま
毎日過ごしていく
そして気が付いた時には
氷の中に閉じ込められていて
身動きができなくなっていくのだ
誰かがその肌に触れれば分かるのに
温度が失われている事が分かるのに
自分一人では分からない
表面上に変わりはないから
ずっと
いつも
対処が遅れて
皆が皆 凍てついていく
氷の中に 閉じ込められていく
そうして世界が冷たくなっていく
「ストーリー」
氷結病は気が付かないうちに進行していく。
分かるのは体温。
誰かがその人のことを気遣う事ができれば、すぐにでもきづけるのに。
皆が皆、凍てついていった。
そうして氷だらけの世界は静かに冷たくなっていく。




