表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
612/617

『小ダンジョンの異常』

「今日はダンジョンに潜ってみましょう」


 昨日、ダグルたちが先遣隊として行ってくれて異常がないことを確認してくれた。

 このダンジョンは本当に小さなダンジョンで、ダンジョン島の大ダンジョンが現れたのと同時期にできたようで、あちらと繋がっているのではないかと言われている。

 だが、その割には出現する魔獣が弱いので、首を傾げているところだ。

 ダンジョンというものは不可思議なことが多いものなのだ。


「フェリア様、昨日は見かけませんでしたが“オーク”の目撃情報があります。

 ゆめゆめ油断なきようお願いします」


「わかりました。

 その時は私が対処しましょう。

【ぼくちゃん】いいわね?」


「キュ」


 メイスの扱いも慣れてきた【ぼくちゃん】だ。



「ここは一層だけのダンジョンだと言ってたわよね?」


 ダンジョンに入って早々、すでに不穏な空気に満ちている。

 オフェーリアは丁寧に探索して、ダグルから聞いていたのとは違うことに気づいていた。


「ダンジョンが広がっているみたい。

 下に降りる階段があるわよ」


 何と、このダンジョンは成長しているのだ。


「今日はやめた方がいいわね。

【ぼくちゃん】、残念だけど今日もお外で狩りをしましょう」


【ぼくちゃん】は幼児並みの知能だが、言われたことはちゃんと理解できる。

 素直に頷いた【ぼくちゃん】はゲルに戻ることを承知し、オフェーリアと連れ立ってもときた道を引き返して行った。


「ダグル、大ダンジョンに誰かを遣ってダンジョンに異常がないか確認するように言ってちょうだい」


 あちらも中層以降は変動することのあるダンジョンだと報告されている。

【ぼくちゃん】がいた階層は不変のようだが、若いダンジョンは何が起きてもおかしくないのだ。


昨夜は更新出来ず申し訳ございませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  謝罪など不要ですよ~  年中ほぼ無休で更新してもらえてるだけで有難いのに。
[一言] 更新ありがとうございます( ꈍᴗꈍ)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ