表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
610/617

『【ぼくちゃん】vs大鼠』

「今日はダンジョンから出てきた角兎や大鼠をやっつけましょう」


 オフェーリアが探索してみたところ、すでにかなりの数が島に生息しているようだ。

 護衛隊の半分以上がダグルと共に竪穴式のダンジョンに偵察に出かけているが、【ぼくちゃん】も攻略が初めてではなく、気合いが入っている。

 今までもダグルから短剣を借りて魔獣の命を借りとっていたこともあり、その事に関しての緊張はないようだ。


「この2つの種、特に角兎は料理するととても美味しいの。角もお薬の素材になるしね。

 大鼠はあんな見た目だけど干し肉にすると美味しいのよ」


「キュキュキュー!」


 食いしん坊な【ぼくちゃん】は特に干し肉と聞いてテンションが上がっている。

 干し肉はおやつとしてダグルから与えられている身近なものだ。



「では【ぼくちゃん】

 もうすぐ皆がこちらに大鼠を追い立ててくれるから、盾で防いでメイスで叩く、これだけだけど、できる?」


「キュー!」


「じゃあやってみましょうか。

 ままがサポートしてるからね。安心して」


 その時ちょうど大鼠が追われてきた。

【ぼくちゃん】はそれを待ち受け、オフェーリアの言う通りに動くだけだ。


「そう、盾で正面から受けて」


 ダグルたち兵士なら蹴り飛ばしてから剣でトドメを刺すところだが、身長の低い【ぼくちゃん】なら盾で弾いて剣を使う方が安全で確実だ。

 それに大鼠なら角兎と違って角で突かれることがなく、もしも激突することになっても大怪我に繋がりにくいこともある。


「キュキュー……!」


 小柄な【ぼくちゃん】を見て侮ったのだろう。

 突然大鼠がジャンプして、【ぼくちゃん】に飛びかかってきたのだ。

 それを【ぼくちゃん】は冷静に盾で叩き落とし、メイスを振り下ろした。

 うまくメイスが頭に当たって大鼠は動かなくなる。

 無事【ぼくちゃん】は一匹目を仕留めることが出来たようだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ぼくちゃんの勝利♫ イエーイ\(≧▽≦)/♫ その調子でドンドン行こう 元気になって良かった( ꈍᴗꈍ)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ