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『離宮での待遇』

 竜人族は元々閉鎖的な種族である。

 このことは王宮に勤めるものたちにも言えて、未だオフェーリアのことも良い目で見ないものも多い。

 さすがに離宮に勤めるものにはそのようなものはいないが、本宮に関してはオフェーリアも良い印象がない。

 なので【ぼくちゃん】は離宮の敷地内から出さないつもりだ。


「ままとならいつでもダンジョンに行けるからね。

 そうだ!落ち着いたら本大陸にも行ってみようか。きっと面白いよ」


「キュ?、ぱぱ、は?」


「ぱぱはねぇ、ちょっと忙しいかな。

 でもままは大丈夫だからね」


「キュー」


「【ぼくちゃん】が大きくなったら一緒にダンジョン攻略もいいね。そのためにはダグルたちの言うことをちゃんと聞くのよ」


「キュ!」


【ぼくちゃん】が頷く様がとても愛らしい。




 オフェーリアが竜人国に嫁いできて公務というものは表立っては行ってなかった。

 元々妃を表に出す風習はないので、オフェーリアはこれ幸いと引きこもっていた。

 だがただの引きこもりではない。

 今回のように主に調薬をしたり、マティアス以下数人しか知らないが転移して魔法族の都を訪れたりしている。

 そしてそこからもたらされたものは竜人国を豊かにしていたのだがそれは一部のものを除いて誰も知らない。


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