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『移動方法』

 オフェーリアの前に大陸の地図が広げられた。

 どうやら目指す地はこの大陸にあるようだ。

 だが考えてみると、オフェーリアが今まで行ったことのある国は大陸の南半分に固まっている。

 この中大陸は数カ所ある大陸の中で一番大きな大陸であり、各国々の間の移動はそれなりの日数必要となる。


「【ツブネラアロン】の分布地はこの山地の南側、バロア辺境国北部地域山間特別区という場所です。

 フェリア様はどのあたりまで転移されたことがありますか?

 私なりに移動の案を考えていたのですが」


「今まで必要なかったので北部はおろか中部国家群にもそれほど訪れたことがないの。

 一応知識として知っている国はあるけど。

 う〜ん、こことこのあたりかな」


 オフェーリアは地図のいくつかの国を、指で指し示した。


「フェリア様は【飛竜便】というものをご存知ですかな」


 オフェーリアは「いいえ」と言いながら頭を振った。


「中部のいくつかの国が国家間を繋ぐ交通機関として運行している移動手段です。

 定期的に旅客や荷物を運んでいるもので、空飛ぶ乗り合い馬車のようなものです」


 飛竜を飼い慣らし軍用に運用しているのはよく聞くが交通手段としているのは初めて聞いた。

 転移などの手段を持たない唯人の知恵には恐れ入る。


「その飛竜便の停留所があるのがこの国とこの国と……」


 アグジェントが中部の国々を押さえていくが、残念ながらオフェーリアが行ったことのない国ばかりだ。


「あ、その隣国には行ったことがあるわ」


 そこは因縁の、サクラメント家が“あった”国である。

 かの国もここ40年ほどで色々あったようだ。


「ではそこまで【転移】されて、後は【飛行】で入国されますかな」


 アグジェントは一応他の飛竜便の停留所を持つ国を教えてくれたが、やはり一番近いのは彼の国コンタである。



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