表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
196/617

『階級(レベル)』

「鰐……の仔じゃな。

 なんと珍しい!

 もうこの大陸では見ることは叶わんぞ」


「やはりそうでしたか。

 ではなくて、私はこの子を連れて“転移”してきたんです!

 これってどういう事なんでしょうか?」


 オフェーリアは半ばパニックである。


「なんと……

 お主、階級が上がった(レベルアップした)のかの」


「階級が上がった(レベルアップ)とは?」


 オフェーリアは訝しげだ。


「聞いたことはないかの?

 ……生産系の魔法を多く使う者がその技術を発展させた魔法を新たに覚えることがあるという事を。

 そうじゃの、攻撃魔法使いは最初から強力な魔法を使えるわけではなかろう?

 例えば最初は火球しか使えんが徐々に複数の魔法を覚えていくじゃろう」


「はい」


「それと同じことじゃ。

 今は魔法族といえど階級を上げる(レベルアップする)ほどひとつの魔法を使い続けるものはそれほどおらん。

 お主は転移魔法の階級(レベル)をひとつ上げたのじゃ」


「今まで生き物を伴うことができなかったのができるようになった。

 それが階級が上がる(レベルアップ)ということ……」


「そうじゃ。

 お主は転移魔法の他に異空間魔法も優れておったな。

 各魔法の詳細を記した書物は宮殿の書庫にあるじゃろう。

 一度しっかりと把握しておいたほうが良いかもな」


 魔法族と言っても普段から魔法ばかりを使って生活しているわけではない。

 なので生産職以外はある程度の階級(レベル)になると進化が止まってしまうようだ。


「今は質量の少ない、小さな生き物だけかもしれぬが、さらに階級(レベル)を上げれば人なども一緒に転移できるようになるだろうよ。

 努力おし、オフェーリア」


 もしそうなれば便利どころの騒ぎではない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] どの小説もおんなじような内容だな
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ