表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/16

俺という存在

「着きました、ここが我ら〈クルミファミリー〉の拠

 店ですっ!!」


そう言うと、クルミは目の前の家賃月々二十万円はするであろう高級ホテルの様な外観の建物を指差す。


…場所間違えてね? あと一応ツッコんどくけど、クルミファミリーって何? めっちゃ嫌なんだけど。


「ほえぇ、こりゃ凄いのぉ…」


ペンタンは目を丸くしながら呟く。


「はい、私も初めて来ましたけど、噂通り凄い外観で

 すね」


…は?


「お、おい、ちょっと待て」


「はい、なんでしょう」


「…初めて来たのか?」


何故かクルミは胸を張って自信満々に言い放った。


「もちろんですっ!!!」


「……」


いや、分かってたよ? こういうオチだって事は今までの流れ的に分かってたよ? でもね、それでもね……



(ふざけんなよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!)


何で来た事ねぇんだよ?!?!?! おかしいだろ?!?! いやまあ、コイツがおかしいってのは

もう分かり切っているんだけど!!!


「いやぁ、立派な所ですね〜。ここを貸してくれるな

  んて、あの子には感謝しかありませんねぇ」


「…あの子?」


あれ…? もしかして、こ


「なあ、こんな所で突っ立てないで、早く入ろうでは

 ないか」


「いや、ちょっと待って、ここ結構大事な所だから!

 歌のサビぐらい大事だから!!」


「そうですね、早く入りましょう!!」


ちょっと待てって言ってんだろうが!!!!!


「そのあの子って誰だよ?!?!…って、オイ!!!

 待てって言ってんの分かんねぇのかよ!!!!」


クルミ達は「楽しみじゃな〜」「そうですね〜」なんて言いながら俺の言葉をガン無視して中へと入って行った。


「…はぁ」


俺は深い溜め息を吐いた。そして、心の中で必死に祈っていた。



(普通な人であってくれぇぇぇぇ!!!!!!)


そして俺も妙な緊張感を持ちながらも、中へと入って行った。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ