脳内リサーチ!!
昨日は忙しくて更新できず申し訳ないです。
「――あ、起きた起きた」
「き、貴様等……」
「さて、吐いてもらおうか。洗いざらい」
ジャックが目を覚ましてからすぐに、あたしとガルーダ先生の二人による尋問が始まった。
ルヴィの事については下手に相手にも気づかれては困ると思って、今は遠くで本を読んでいるふりをして、顔を隠している。
「フ、誰が貴様等に情報を吐く――」
「【電流】=【操作】」
「あががががががががががががっ!?」
はかないなら吐くまで電流を流します。
「が……クククッ、この俺に拷問など効かん。死を選んだ方がマシだ」
そう宣言するジャックの目に、嘘偽りはなさそうに見える。あたしの【電流】=【操作】で全身に微弱な電流を流した時も、うめきながらもその心が折れる様子は見られない。
「……しかしこのままだと何も得られずじまいで終わるだろう。軍に引き渡したとしても、その間にまた奴等はどこかへと雲隠れする可能性もある」
「……うーん」
「どうしたんだ、トウジョー?」
にゃーんか、今の【電流】=【操作】をうまく使えば――
「…………」
「おい、貴様、何をする気――」
あたしはジャックの頭に手を置くと、今度はさっきとは別のアプローチの魔導方程式を解いてみる。
「【電流】=【捜索】」
十数秒の間だけ脳を伝う電気信号を読み取り、そしてそこから記憶を再構築してみせる。
「……分かった!」
「何がだ?」
「貴様、俺に何をした……」
「ちょっと脳のシナプス信号を読み取って、記憶を読み取っただけ!」
「な、なんと……!」
別に普通にやっただけなのに……って、あたしの才能は普通じゃないんだっけ。
「ここから東の方に、地下施設があるみたい。そこが《悪魔の右腕》のアジトだって」
「何!? 貴様、どうやってそれを――」
「何って、さっきも言ったじゃん」
「あ、あり得ない……はっ! ま、まさか――」
ジャックは驚くとともに、あたしに対し知られたくなかったことまで知られてしまったのではないかとでも言いたげな表情を浮かべる。
まあ、ばっちし知っちゃいましたけどねー。
「……ふふーん」
「ぐ、き、貴様――」
「貴様じゃないでしょ? ロリコンのジャックさーん」
「なっ!? そ、それ以上は止めろ!!」
「どういうことだ?」
ガルーダ先生は怪しい言葉ににらみを利かせているが、それを言っちゃうとルヴィが恐らくドン引きの目線でこの人を見るようになるだろうしー。
「……黙っててほしかったら、組織について素直に白状するにゃー」
「ぐ、わ、分かった……」
これ、今気づいたけど結構えぐいにゃー。マコトの脳内を見たらどうなるか――
「……逆にトラウマ植え付けられそうだにゃー」
ジャックは変態的なロリコンではなく、あくまで紳士的なロリコンであります。




