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NIKKE SS  作者: 舟 吾郎
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EPISODE1 ドラー編

とある任務を終え奪還地01から久しぶりに前哨基地へ戻ってきた一行。汗や土埃に塗れた身体をサッパリさせるためシャワーを浴びるとラピ達に告げると、指揮官室へと足を向ける。なぜかラピが指をモジモジさせながら何か言いたげな顔をしていたが、見なかったことにして半ば逃げるように指揮官室に飛び込んだ。


「やべーやべー、最近のラピはマジで隙を見せたら「エエエエエエエエエエエンカウンタァァァアアアアアアア‼︎」とか言いながらガバッと来そうで洒落にならん。」

 荷物を床に放り投げながらひとりごちていると、ふと上着から微妙な振動を感じ取り、内ポケットから通信デバイスを取り出してBlablaを起動する。

 トークルームの招待メッセージが表示されていたので、何も考えずに招待を受け入れた。


 ルーム名は無題、とりあえず作った感じかと思ったが、招待した主の名前を見たところで少し嫌な予感がした。


「お客様」

「ドラー? 今地上任務から久しぶりに前哨基地に戻ったんだ」

「さすがお客様だ、拠点を地上に移しても相変わらず活躍しているのは私もビジネスパートナー(・・・・・・・・・)として誇らしいよ」

 何やら含みを感じる物の言い方に嫌な予感はさらに大きくなる。

「とりあえず身体が汚れているからシャワーを浴びようと思っていたんだが、急ぎの要件なのか?」

(嫌な予感の正体を探る為、ここは逃げの一手で対策をシャワーの中で考えよう)

 そう思ってデバイスをテーブルに置こうとしたその時


「そうだろうと思ってね、ちょっと聞きたい事がBlablaのやり取りで行うような内容では無さそうだから」

 妙な文章の途切れ方に違和感を感じ、次に届いたメッセージを見て嫌な予感は確信に変わった。


「今、指揮官室の前についたところだよ」

 唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえた。

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