ep:0 プロローグ
みなさんこんにちわ。なぜか突然書きたくなったのでテスト勉強やらずに書きました。不定期に書くと思うので気が向いたらまた来てください。
はじめまして、私はこの物語の進行を進めさせていただくものです。ん?そうですね...YMTとでもお呼びください。これを読む前に一度あらすじを読むことを推奨します。もう見たよっ方は..いってらっしゃい。銃弾と魔法が飛び交う世界へ。
遠くで爆発音が聞こえる。仲間の悲鳴や泣き叫ぶ声が聞こえる。体が思うように動かない、魔力ももう空っぽ、脇腹が燃えるように熱い。誰かが私を呼びかけている。泣いているのかな、よく見えないや。そもそも何してたんだっけ、そうだ確か一点突破しようとしていたのに奇襲攻撃されたんだっけ。あぁ視界がどんどんぼやけていく。もうダメなのかな。
赤いランプが光続ける艦内で私達は葬式のような空気に包まれていた。すると仲間の一人が一言
「死ぬの、やっぱり怖いよ」
といってしまった。その言葉を皮切りに恐怖がとめどなく溢れてきた。
「死にたくないよ〜お母ぁ」 「助けて、誰か助けてよ、誰か」 「なんでこんな目に」
「みんな死んじゃうんだ」 「怖いよ、怖いよ、なんで誰も助けてくれないの」
一度溢れれば最後、とどまることなく艦内は一瞬で阿鼻叫喚の地獄絵図となった。怖い誰か助けて。
班員のテンションがとても高い、不自然なほどに。私達は明日、敵国の艦隊に特攻する。私達みんなずっと前に狂ってしまった。私自身は死ぬこと自体あまり怖いと思っていない、もう諦めてしまった。しかし...叶うのなら綾華が生きているのかどうかだけでも確認したい。
「こんな作戦馬鹿げています!!こんなの兵になんて説明すればいいんですか!!」
渡された’作戦説明書’に目を通した私は大蔵大将の元へ抗議しにきていた。しかしそんな私を一瞥して大将はめんどくさそうに話し始めた。
「この逆境を跳ね返すには仕方のない犠牲だ。それにお前以外は賛同している。嫌ならこの逆境をはねのける作戦を出すか、降格すると良い。彼らが好きなのだろう、一緒に現地に赴けばいいじゃないか。最も体の弱い君が行ったところでなんの役にも立たんだろうがな。」
私には逆境をはねのける作戦も、黙らせるための権力も何もなかった。
「まぁ君の能力は高く評価している。君なら正しい判断をできると期待しているよ。下がり給え。」
「...はい。失礼します、大蔵大将。」
部屋から出た私は一人立ち尽くしてしまった。
「「「「どうして...こんなことになったんだろう」」」」その問いに答えてくれる者は誰もおらずただ空間に木霊するだけだった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。「ここはこうしたほうがええやろ」や「ここわかりにくいねん!」、「ここええやん」など意見があればお待ちしております。