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僕はログ
「確かこのルートを通るはずなんだけど…」
気高い丘で何かを待っている1人の学生。
この世界は魔法と暴力と人を助ける薬がある。
人とは違う種族もいるし、時に交えることもあれど僕はこの世界を文章で埋め尽くしたいと思っている。
何故ならば、僕のスキルは物事を文に纏めて人に見せることができることしか
出来ないからだ。
学生の身でありながらも何かに熱中する少年の名をログ。
昔から何かを纏める時もメモしては家に持ち帰り、A4サイズの紙にびっしりと何かを纏めて記された
研究書を書くのが彼の夢である。いつの日か、この世界を文章で埋め尽くしたいと思っているログであった。