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詩集上  作者: 仲仁へび
3/10

第3話 砂糖と塩、間違える



「料理の味がなんかおかしい!」


「もしかして……調味料を間違えた!?」


 さとうとしお 間違える


 めちゃくちゃ 頻繁に 間違える


 どうして こうして 間違える


 絶妙な具合に 間違える


 イェイイェイ!

 イェイイェイ!


「これはもう踊りだすしかないね!」

「だってどうしようもないもの」


 さとうとしお また間違える


 二回目だけど 間違える


 関係ないぜと 間違える


 どんだけやっても 間違える


 まぎらわしいから 間違える


 計量しても 間違える


 大雑把だから 間違える


 勘違いのまま 料理する


 イェイイェイ!!

 イェイイェイ!!


「もう開き直っちゃうしかないよね!」


「これはもはや個性だもんね!」


 イェイイェェェェイ!!!

 イェイイェェェイ!!!


 なんで 貴方達 そんなに似てるの?

 どうして見た目が 一緒なの?

 ぱっと見 区別がつかないじゃない


 白い見た目が同じなんよ

 ぱっと見 区別がつかないんよ


 時間がない時 慌てるんよ

 そしたら 確認 忘れるんよ


 さとうとしお 間違える

 さとうとしお また間違える

 さとうとしお もう間違える

 さとうとしお 次でも間違える


 似た者同士の宿命さ

 同じ見た目の 定めなのさ


「二つそろって同じ顔して」


「しれっとした顔で調味料の瓶に入ってるんだぜこいつら」



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