俺のブレイノヴァーに
地下通路を歩く・・・・
広大な迷宮のような暗い通路・・・・
俺は符を手に・・・・
ボウと燃える・・・・
光に照らされる通路・・・・
浮かび上がる・・・・
白い流体金属ボデー・・・・
此の世界に蔓延る狩人・・・・
ヌルイリーガル・・・・・
スライムのような姿で取り囲む様に・・・・
緩慢に投げ・・・・
ヌルイリーガルが動く・・・・
火は弾け・・・・・
周囲を照らす・・・・
照らし続ける・・・
ヌルイリーガルは俺目掛け動き・・・・
刃の群れに成り・・・・
多くが此方に向かう・・・・・
ヌルイリーガルは捕らえたと・・・・
融合し捕食に移る・・・・・
刃は体を貫きはしない・・・・
身に触れたなら余計なものをブレイクし・・・・
啜る・・・・・
特に優勢であればある程・・・・・
褒賞を掲げるように・・・・
頭部はにやけ・・・・
木の人形を掲げ・・・・・
「よかったな」
俺は背後に符を張り・・・・・
発動させ・・・・・
ヌルイリーガルは衝撃で身が揺れ・・・・
「ぐぎぎぎぎ」
断末魔を上げ・・・・・
滅び去光と成り消えていく・・・・
複数の男女がそして現れる・・・・
俺は其々にマントを与え・・・・・
マントが男女に覆うように・・・・
「遠慮なく使ってくれ」
男女は無表情に頷き・・・・
言いなりに破るように着る・・・・
「俺のブレイノヴァーに」
俺はマントを開き・・・・
男女はよたよた歩き・・・
俺の胸に吸い込まれる・・・・
安堵の表情を浮かべ・・・
男女は吸い込まれ・・・・・
光は役目を終えたと・・・・
消え・・・・・
俺は真っ暗の中歩み始める・・・・
お読み頂き有難う御座います。