あらすじの長い小説にもの申したい
普段は読み専の私が筆を執ったのは、小説をこのなろうの中で探すに当たって、気になることがあったからです。
それが、「あらすじの長い小説」です。
なろうには小説があふれています。その中で読む小説を決めるのは、結構大変です。面白そうでも、リアルの予定を考えたときに長すぎたりすると、諦めることもあります。
そんな中、小説を探すときは、まずタイトルを見て、次にあらすじを見るわけです。あらすじには作者様の好む書き方や文章力が表れているので、読む小説を決めるに当たってとても参考になります。
そこで長いあらすじを見ると、まだ読むかどうかも決めていない小説のために時間をさくのが嫌になりますし、何より、あらすじをコンパクトにまとめる力が無いと見てしまうのです。
もちろん、作者様方にも言い分があることはなんとなく分かります。自分の小説を少しでも知って欲しいという欲は、押さえがたいものがあるかもしれません。
しかし、私のように、あらすじが長いというだけで、内容には何ら悪いことがなくとも、全く読まれずに終わってしまうこともあるというのを、知ってほしかったのです。
もちろん、お節介と感じる人もいるでしょう。
それくらい読んでくれよと思う人もいるかもしれません。
しかし、小説を探しているときは、多いときには何十という数のあらすじを読むのです。なかなか読む小説が決まらないときに、長々と、時には回りくどく書かれているあらすじは、読む気をなくしてしまうのです。
もちろん、短ければそれでいいのかというと、そういうわけではありません。内容が気にならなかったり、面白そうと感じなければ、その小説には手をつけないでしょう。
しかし、判断することすらないという、悲しい結果にはなりません。
実際、時たま長いあらすじを読んでみると、必要ないと思われる言葉が多く入っていて、考えなければ内容が掴めないことが多いです。
あらすじは小説のプロローグではありません。内容に興味が持てればいいのです。
情報の出しすぎは、むしろ害悪と言えるでしょう。
もちろん、この文章を読んだからと言って、あらすじを短くしろと強制するものではありません。
ただ、私のように、あらすじが長いというだけで読まない人がいる、ということを知ってもらいたかっただけなのです。
最後に、私の拙い文章を読んでくださった方に、心からの御礼を申し上げ、この文章を終わります。
御精読ありがとうございました。