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手紙
――未来の私へ――
未来の私は何をしていますか?
ちゃんと毎日笑って生きていますか?
長い人生そんなに笑えることばかりじゃないと思うけど、
「辛い時こそ笑え。笑う門には福来る」
おじいちゃんが言っていた言葉を思い出して、現実から逃げずにしっかりと生きてください。
あなたがこの手紙を読んでいる頃には私は現実にいません。でも――小学六年生の私はこの手紙の中でずっと生きています。
歩く道を見失いかけたらこの手紙を読み返してください。
暗くて前が見えないなら私は明りになって未来を照らします。深くて渡れない川があったら私は船になります。あなたの旅が無事に終わるその日まで……。
なーんて、小学生に励まされることなんてないですよね。
それでは、未来の私にこの手紙が届くと信じて、この辺りで筆を置くことにします。