Eighth TRIP
何だかなぁ。
今日は旅に出る前の日々を思い出したんだよね。
まっすぐ伸び、まるで竹のような草が辺り一面に茂っていた。
胸ぐらいまでの高さで、見ていると何かを僕に訴えかけているようだった。
昔の…あの頃の僕は、いろんな事から逃げ出したかった。
僕はあまりにも何もナイ奴で、君はあまりにも輝いていてまっすぐで、君からも逃れてしまいたかったんだ。
この草達は天を目指して真っ直ぐ真っ直ぐ伸びている。
まるで君みたいじゃないか。
旅に出る前は、僕はひねくれてて、君をまっすぐに想う事ができなかった。
でもね、こうやって旅に出て、色んな風景を通して君を想うたびに、どんどん君に会いたくなる。
君とまっすぐに向き合いたくなってくるんだ。
今はまだ何かを通してしか君を思えないのがもどかしいな。
僕もいつか、この草達みたいにまっすぐ君に向かっていきたい。
それじゃぁ、なんか今日のはちょっと照れくさかったけど。
またね。




