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君への旅  作者: Ykiki
3/10

Third TRIP


今日は天気が良くって、思わず上ばかり見て歩いていたんだ。

一回だけこけそうになったんだけどね。


でもさ、おかげで不思議な木に出会うことができたんだ。


その木はさ、その木の下を通った人の願いや祈りの実を成らせるんだって。

だからきっと今この中のどれかは僕の願いの実なんだよ。


この実が落ちる時は願いが叶う時らしいんだけど、その時はきっと君と一緒にいるだろうね。



この木の秘密を教えてくれた人はね、なんと10年も木を見守り続けているんだ。


毎日雨の日も雪の日もやってきて、近くのベンチから木を眺めているんだって。

そして実がなったり、落ちたりするのを見て、ほっとしたりするらしい。

たまに鳥がつつきに来るとハラハラするんだけど、彼は何もしないで見守る。


そんなふうに木や実を見守りながら、誰かの人生を見守っているのかな。

ひょっとしたら、彼は自分の実が落ちるのを待っているのかもしれない。


だとしたら彼の願いは何なのかな、10年ずっと願いが叶うのを待つってのはどんな気持ちなんだろうか。


誰かの実が落ちたり、鳥に食べられたりする時、彼は何を想うのかな。

彼の思いは想像できないけれど、とても大事で暖かな願いが彼に届くことを想うよ。



それから、君が僕の帰りを待っていてくれることを、とても嬉しく想う。


でも僕の実が落ちるまで鳥たちには悪いけど僕の実を食べないようにお願いしなくちゃいけないな。

そんなことしたらまたひとつ、僕の実があの木に増えることになっちゃうけど。



今日はちょっと長くなっちゃったな。

まぁ、いっか。

それじゃ、また書くよ。

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