表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

作者: R

明日が暗日になった頃


太陽も月も昇らないと思ったんだ


どろーっとした黒い藻のようなものが


僕の周りを埋め尽くす


それは指と指の間まで埋め尽くしていて


ついには、耳の穴から侵略をはじめていく


それは二匹の黒いミミズのようで


僕の体の光を食べながら、クネクネ動いている


脳を食べられ、薄れていく意識の中


輝いている心臓にミミズの頭が触れた瞬間


存在がなくなる安堵と哀しみで


一滴の涙が落ちた


その白く輝く一滴は


小さく、小さく


残り続けた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ