闇
明日が暗日になった頃
太陽も月も昇らないと思ったんだ
どろーっとした黒い藻のようなものが
僕の周りを埋め尽くす
それは指と指の間まで埋め尽くしていて
ついには、耳の穴から侵略をはじめていく
それは二匹の黒いミミズのようで
僕の体の光を食べながら、クネクネ動いている
脳を食べられ、薄れていく意識の中
輝いている心臓にミミズの頭が触れた瞬間
存在がなくなる安堵と哀しみで
一滴の涙が落ちた
その白く輝く一滴は
小さく、小さく
残り続けた。
明日が暗日になった頃
太陽も月も昇らないと思ったんだ
どろーっとした黒い藻のようなものが
僕の周りを埋め尽くす
それは指と指の間まで埋め尽くしていて
ついには、耳の穴から侵略をはじめていく
それは二匹の黒いミミズのようで
僕の体の光を食べながら、クネクネ動いている
脳を食べられ、薄れていく意識の中
輝いている心臓にミミズの頭が触れた瞬間
存在がなくなる安堵と哀しみで
一滴の涙が落ちた
その白く輝く一滴は
小さく、小さく
残り続けた。
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