なろうで乙女ゲーが舞台という設定の小説を読んでいる時の一番大きな違和感に気付いた
小説家になろうで乙女ゲー小説を読んでいてなんかそこはかとない違和感がずっとあった。
いや、こんなゲーム売れる? とかそもそもこの設定で出版する? とかいう部分ではなくて(たまに「これどうして売ろうとしたの……」っていうゲームは現実にほんとにあるので、それが「大人気ゲーム」扱いでなければそこまで気にはならない)、それ以外の部分でなんだか違和感がずっとあったのだ。
で、自分的な違和感の原因に気付いた。
プレイヤーが、乙女ゲームの主人公を、「ヒロイン」っていう?
啓蒙()エッセイなんかでは「なろう内での通じやすさ」を優先して「ヒロイン」表記をしている場合もあるのだけれど、基本的には自分は「主人公」とか「デフォルト名」とか「あだ名」で呼んでいる(あだ名……デフォルト名がなかったりややこしかったりする場合に、それをもじったり、着ているものや髪の色由来のあだ名がファンの間でつく場合がある)。自分の周囲でもその呼びかたをするひとがほとんど。
「ヒロイン」とは呼ばない。
仮面ライダーみたいな、主人公が男性の作品に出てくる主要な女性キャラクターを「ヒロイン」というのは違和感ないけれど(だとしても役名で呼ぶけどさ)、女性が主人公の作品でその主人公キャラのことを「ヒロイン」っていうかな。例として、セーラームーンの月野うさぎを「ヒロイン」と呼ぶひとはめずらしいのでは。
それにゲームだとしても、RPGの男性主人公を「ヒーロー」と呼ぶのって一般的か? 某RPGの場合なら「勇者」呼びするひとは居るかもしれないけれど、取説に書いてあるからそれはほぼ公式の呼びかたじゃんね。もしくはあだ名の部類にはいる。女性主人公選んでも「勇者」だし。アトリエシリーズの女性主人公を「ヒロイン」って呼びますか?
デフォルト名があったらそれで呼ぶし(ジャンとかアレフとかライルくんとか)、なかったら「主人公」や、作中で出てくるあだ名じゃないかな。もしくはプレイヤー間での通称。「鬼太郎」とか「番長」とか呼んでたでしょ。
すっごく大きな違和感のもとは「ヒロインはうんたらかんたら」の「ヒロイン」。プレイヤーならヒロインっていわない気がする。プレイヤーじゃなく、その作品を知ってるだけ、なら、ヒロイン呼びでも違和感ないかもだけど。
乙女ゲームやってるひとにならわかってもらえる気がしている。だってヒロインって呼んでるひと見たことないもん。わたしが(と、わたしの周囲が)稀有なの?
シリーズものだとややこしくなるから「あかねちゃん」「花梨ちゃん」「望美ちゃん」もしくは「1神子」「2神子」「3神子」みたいな表記。
アンジェリークだと名前同じだから名字からとって「リモージュ」「コレット」とか、髪色で「金髪アンジェ」「栗髪アンジェ」とか。
アルバレアの乙女は作中でばんばん名前呼ばれるから「アシャン」もしくは「アシャンティ」。
これ乙女ゲームするひとならわかるのでは? 「ヒロイン」呼び、違和感ないですか?
あ、「ヒロイン」表記してる短編みっけた(;´Д`)修正修正……